クィーンズジュエリーは、宝石卸問屋街である大阪・南船場で30年以上、ジュエリーと向き合ってきた老舗宝石商です。
宝飾品製造卸から出発し、現在はジュエリーリフォーム・オーダーメイドを専門にご相談を承っています。
ダイヤモンドは“石単体”で完結するものではなく、リングやペンダントに仕立てて初めて、その人の時間に寄り添う存在になります。
だからこそ私たちは、センターストーンだけでなく、脇石のメレダイヤの品質や、仕立てたときの見え方まで含めてご提案します。
ダイヤモンドは、4Cの数値ではなく「身に着けたときの美しさ」を基準に選ぶことが大切。
将来のリフォームや受け継ぎまで見据えた「ちょうどいい一粒」を、一緒に整理していきましょう。
ダイヤモンドは「4C」(Carat/Cut/Color/Clarity)という4つの基準で評価されます。
それぞれの意味を知っておくと、選び方は驚くほどシンプルになります。
大切なのは、どれか1つを“正解”として固定することではなく、自分の優先順位を決めることです。
目次
カラットはダイヤモンドの重さを表す単位です。現在は1カラット=0.2gと定義されています。
「大きさの目安」にはなりますが、同じカラットでも厚み(深さ)やプロポーションによって直径は変わります。
ラウンドの場合、カットグレードが Good 以上であれば、極端にバランスを崩したプロポーションは避けやすくなります。
カラットはデザイン全体の印象を左右する要素です。まずは「どのくらいの存在感が欲しいか」から考えるのがおすすめです。
目安としてご覧ください。






| カラット(ct) | 0.1 | 0.2 | 0.33 | 0.4 | 0.5 | 0.75 | 1.0 | 1.5 | 2.0 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 直径(mm) | 約2.9 | 約3.8 | 約4.4 | 約4.8 | 約5.2 | 約5.9 | 約6.5 | 約7.4 | 約8.2 |
ポイント:リフォームで“デザインのボリューム”は調整できますが、石そのものを後から大きくすることはできません。
今の自分だけでなく、少し先の自分にも自然に似合うサイズ感を想像しながら選びましょう。
ダイヤモンドの魅力は、やはり「輝き」です。
入った光が内部で屈折・反射し、適切な角度で全反射することで、澄んだ輝きが生まれます。
その輝きを最も引き出しやすい形がラウンドブリリアントカットです。
カットは、4Cの中で最も満足度を高めやすい要素。
カラーやクラリティが原石の性質であるのに対し、カットは研磨技術によって美しさを引き出します。
グレードを上げても価格上昇が比較的穏やかなことが多く、選び方の調整軸になりやすいポイントでもあります。
カット評価は、光をどれだけ理想的に反射させるかで決まります。
| 鑑定機関 | Ideal | Excellent | Very Good | Good | Fair | Poor |
|---|---|---|---|---|---|---|
| GIA・CGL | - | 最上級品質 | 高級品質 | 高品質 | 中品質 | 低品質 |
| IGI | 最高位 | 最上級品質 | 高級品質 | 高品質 | 中品質 | 低品質 |
※Ideal(アイデアル)は IGI が採用するカット最上位グレードです。GIA・CGL は「Ideal」を用いませんが、同等品質はExcellentに含まれます。
カラーは、規定の光源下でマスターストーン(基準石)と比較して評価されます。
無色〜淡黄色の範囲では、H 以上であれば日常使用で“ほぼ無色”に見えやすく、バランスが取りやすい選択です。
ただし、地金(プラチナ/ゴールド)やデザインによって見え方は変わります。
| D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | U | W | X | Y | Z |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Colorless 無色 |
Near Colorless ほぼ無色 |
Faint ごくかすかな色味 |
Very Light かすかな色味 |
Light はっきりとした色味 |
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クラリティは、内包物(インクルージョン)や表面特徴(ブレミッシュ)を10倍拡大で確認し、総合的に評価する項目です。
日常の見え方という観点では、SI 以上は肉眼で気になりにくいことが多い一方、同じグレードでも個体差があります。
迷われる場合は、安心感と価格のバランスがよいSI1 以上を目安にすると選びやすくなります。
| FL | IF | VVS1 | VVS2 | VS1 | VS2 | SI1 | SI2 | I1 | I2 | I3 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Flawless 内外部無欠点 |
Internally Flawless 内部無欠点 |
Very Very Slightly Included ごくごくわずかな内包物 |
Very Slightly Included ごくわずかな内包物 |
Slightly Included わずかな内包物 |
Included 肉眼で確認できる内包物 |
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ダイヤモンド選びで多くの方が悩むのは、「大きさ」と「品質」のバランスです。
デザインで見え方は調整できますが、石そのもののサイズは変えられません。だからこそ最初に“軸”を決めることが大切です。
ここでは、用途ごとの考え方をクィーンズジュエリーの視点で整理します。
「婚約指輪」「ギフト」「自分用」で、優先順位は少しずつ変わります。
下の表は、カット・カラー・クラリティの組み合わせをどの方向に寄せるかを整理したものです。
表の見方
※本ページの「カットグレード(Excellent/Very Good/Good など)」は、主にラウンドブリリアントカットを前提にした説明です。
ファンシーシェイプ(ファンシーカット)は、鑑定機関や形状によって評価方法が異なる場合があります。
| シーン別おすすめ品質(目安) | 婚約指輪 | 贈り物(ギフト) | 自分用 | |
|---|---|---|---|---|
| 0.2~0.5ct | 0.7~1ct | 0.2~1ct | 0.2~1ct | |
| D、VVS1、Excellent | 品質最優先 | 品質最優先 | 品質最優先 | 品質最優先 |
| F、VS2、Excellent | 品質重視(強) | 品質重視(強) | 品質重視(強) | 品質重視(強) |
| F、VS2、VeryGood | 品質重視 | 品質重視 | 品質重視 | 品質重視 |
| H、SI2、Excellent | 大きさ重視(強) | 大きさ重視 | 大きさ重視 | 大きさ重視 |
| H、SI2、VeryGood | 大きさ重視 | 大きさ重視 | 大きさ重視 | |
| H、SI2、Good | 大きさ重視(強) | 大きさ重視(強) | 大きさ重視(強) | |
| H、SI2、Fair | ||||
| K、SI2、Fair | ||||
ご案内(価格について)
ここでご紹介する価格は、ダイヤモンド選びの考え方を掴むための目安です。
相場や為替、在庫状況により金額は変動します。
実際のご予算に合わせて、見え方と満足度のバランスが近い候補を複数ご提案しますので、ご安心ください。
※表示価格はダイヤモンド(ルース)価格の目安です。枠代・制作費等は別途となります。

婚約指輪のダイヤモンドは、今の自分だけでなく、少し先の自分にも寄り添う一粒です。
そのため、最初に「どのくらいの存在感が欲しいか」という大きさの軸を決めると、選び方がぶれにくくなります。
そして、ご予算の調整はカット・カラー・クラリティで行うのが基本です。
同じカラットでも、見え方や輝きの質感には差が出ます。
クィーンズジュエリーでは、グレードごとの違いを理解するために、比較用の実物ダイヤモンドを確認しながら、「自分にとって心地よいバランス」を整理していきます。
将来を見据えるなら、まず「サイズ(カラット)」という後戻りできない部分を押さえるのがコツです。
リフォームでデザインのボリュームを足すことはできますが、石そのものを後から大きくすることはできません。
一方で、カットやクラリティの“見え方”は、暮らし方や使うシーンによって体感が変わります。
「いまの自分に似合う」だけでなく、「少し先でも自然に似合う」を意識すると、長く満足しやすい選び方になります。
0.7ct、1.0ctなど、より大きさを優先したい場合は、カットを Excellent → Good へ調整するなど、品質側で費用を整える考え方もあります。
ご予算に余裕があれば、カラー・クラリティを上げて、より“澄んだ印象”に寄せるのも良い選択です。
以下は、シーン別の【品質重視】と【大きさ重視】でのおすすめダイヤモンドの「価格のめやす」です。
上記の品質での「ダイヤモンド価格のめやす」です。






上記の品質での「ダイヤモンド価格のめやす」です。






上記の品質での「ダイヤモンド価格のめやす」です。



結婚周年や節目の贈り物に、ダイヤモンドはとても相性が良い宝石です。
無色透明で癖が少なく、装いを選びにくい一方、「どんな一粒が喜ばれるか」は迷いやすいところでもあります。
どちらの考え方でも、贈られたダイヤモンドは将来、次の世代へ受け継ぐこともできる“時間を繋ぐ石”になります。
いまの暮らしに似合い、少し先も自然に似合うバランスを一緒に探していきましょう。
以下は、大きさ重視でのおすすめダイヤモンドの「価格のめやす」です。







ご自身のための一粒は、「使う頻度」と「どんな場面で着けたいか」が選び方の軸になります。
鑑定書(グレーディングレポート)で4Cが明らかになっているダイヤモンドなら、安心して比較ができます。
数値のためにグレードを上げるのではなく、
見え方の違いが、自分にとって心地よい差かどうかで判断します。
もしご予算に余裕があれば、グレードを少し上げるのも良い選択です。
特にカットやクラリティは、見た目の印象に影響しやすいポイントです。
以下は、大きさ重視でのおすすめダイヤモンドの「価格のめやす」です。






最愛の一粒に出会う近道は、ダイヤモンドのことを知り、グレードごとの見え方の違いを理解することです。
数字だけでは伝わらない“輝きの差”や“印象の違い”があります。
ダイヤモンド選びの第一歩は、「知ること」、そして「何を大切にするかを決めること」です。
4C評価は、“美しく輝くダイヤモンドとは何か” を整理するための世界共通の基準です。
けれど、4Cは正解をひとつに決めるためのものではありません。自分の価値観を言葉にするための道しるべです。
強く輝く一粒を選ぶのか。
わずかな色味や内包物を、その石だけが持つ個性として受け止めるのか。
決めるのは、他の誰でもなくあなた自身です。
4Cを知ることで、数字に振り回されることなく、自分の優先順位で選べるようになります。
そして最後は、心が静かに「これだ」と感じる一石が、あなたの人生に寄り添うパートナーになります。