ジュエリーの石留めはすべて手作業です。
外見は同じような大きさの宝石に見えても、直径、高さ、ガードル厚など微妙に異なります。
職人たちは眼の前の宝石が美しく見えるよう、ベストを尽くします。
またお預かりのジュエリーから石を外すのも、専門の職人の仕事です。
石の個性を知っている人が一連の仕事をする方が安全で良い仕上がりになります。
また石を外している時に、道具は石には一切触れさせません。石に負担をかけず、石を外すことが最優先となる作業です。
石留めの作業は、専門分野の職人が行います。
石に合うように石座をどのように整えたら良いかを見極めます。
石に沿うように、爪を整えます。
ハートシェープなどラウンド以外の宝石は、特に難しく慎重な作業が必要です。
爪、石座、見えないの裏部分も磨いていきます。
収まり良く合っているか確認しながら、作業は進みます。
爪が石に当たらぬよう慎重に爪を倒します。
爪が石を押さえるのではなく、
爪が石を包み込むように倒していきます。
この作業は石の種類によっても異なります。
それぞれの宝石の硬度、特性に合わせ行います。
主人公である宝石を美しく魅せるためには、石留めの仕上がりは最重要です。
石を留める専門分野の職人が行うことにより、安全に美しく石を留めることができます。
石を美しく魅せるためのこだわりやコツが、長年の経験の上で技術となり、お客様の元で輝くジュエリーに仕上がります。