【9647話】結婚当時は買わなかった婚約指輪を受継いだ祖母の宝石で作る

ジュエリー制作物語

《 背景・ご要望 》
「持っている指輪を婚約指輪にリフォームしたい」とご相談予約をいただきました。
お越しくださったのは、２０代のご夫婦とお子さまお二人。
２週間くらい前に、お祖母さまから指輪を頂いたようです。
ご結婚当時は婚約指輪を買う気はなく、作っていませんでした。
今回、お祖母さまにもらったので、「せっかくならこれを使って婚約指輪を作りたい」とご主人に相談され、ご家族でお越しくださいました。


《 打ち合わせのポイント 》
結婚している周りのご友人は、婚約指輪っぽさがある可愛らしい指輪が多く、その時は着けていても、その後あまり着けなくなっているご様子。
ですから、ある程度ボリュームがあっても、その先長く使えるデザインをご希望でした。
イエローゴールドの結婚指輪と重ねて使えることもデザイン選びの重要な点でした。


《 お客様担当からひとこと 》
婚約指輪を作らないカップルが多いとよく耳にします。
もし結婚当時に不要だと思うなら作らなくても良いとも思いますが、「女性のお道具物」の一つとして、一粒のダイヤモンドリングは持っておきたいものです。

今回はそのタイミングをお祖母さまがくれましたが、皆さまにもどこかで作る機会が訪れるかもしれません。
それは新品でも良いでしょうし、今回のようにリフォームでも素敵かと思います。
こんな相談をいただくと、宝石って周りに幸せが溢れてると感じます。
そのお手伝いをすることができ、私たちは本当に幸せです。