アイテム | ペンダント |
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石のカット | ラウンド、オーバル、珠 |
石の大きさ | 0.516ct、直径9.0mm、0.356ct、直径9.0mm、5.99mm×5.59mm |
制作方法 | フルオーダー |
金属の種類 | プラチナ |
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ジュエリー制作物語
《 背景・ご要望 》
「リフォーム希望。ダイヤの指輪、ダイヤのネックレス、ダイヤとエメラルドの指輪3つを1つのプラチナY字ネックレスにリフォームできないかと考えています。よろしくお願いします。」とご来店予約をいただきました。
指輪は母親のもの、ペンダントはご自身のものでした。
これらを組み合わせて、しっかりとボリュームのあるネックレスを作りたいというご要望です。
1度目の来店でご要望やデザインのイメージを伺っていきました。
デザインを固めていくうちに、ご自宅にパールネックレスから外した珠が2個余っていることを思い出しまして、それも使う方向となりました。
日を改め、使用したい宝石すべてを持参していただき、デザイン全体のバランスを再確認し、ご依頼いただくことになりました。
《 打ち合わせのポイント 》
気を使ったのは、宝石の配置です。
宝石の大きさも違えば、色も違いますし、種類も異なります。
どうすれば、全体がバランスよくなるか、ここはお客様と一緒になって考えていきました。
デザインが決めれば、次は制作に取り掛かるのですが、実はここが一番大変です。
宝石と宝石の接合部分はどのような作りにするか、接合部分のどこを可動させるか、見た目が美しくなるのはもちろん、身に着けて身体を動かした時にもちゃんと正面を向き、しなやかに揺れなければなりません。
そんなことを職人を細かく打ち合わせながら、ジュエリーに仕上げていきました。
《 お客様担当からひとこと 》
手持ちの宝石をすべて使いました。
大きさの違う宝石もあれば、色も違い、種類も違い、とても小さい石まであります。
小さい石は金属の棒の中に入れ、ひとつのパーツとして使いました。
デザインが決定するまでは、お客さまと色々な選択肢を考えていきます。
その中でご納得いく選択肢に出会えばご注文いただくことになります。
そこからが真剣勝負です。
職人と綿密に打ち合わせ、より美しくなるよう考え、工夫していきます。
時にはやり直すことだってあります。
ゴールは「思っていたよりも綺麗」とお客さまに思っていただくことです。
ひとつと同じ形の宝石はありませんし、同じ要望や背景もありません。
ですので、毎回お客さまの要望を伺うことは楽しく、ジュエリーを作ることに緊張をする日々です。