【13069話】演奏に使えないハワイアンリングをネックレスに活かす方法

ジュエリー制作物語

【ご相談のきっかけ（想いの背景）】
神戸で長くピアノ講師として活動されてきたお客様。以前、当店でお作りしたプラチナ製のハワイアンリングを愛用していましたが、ピアノ演奏の際に鍵盤に当たり、不便を感じていました。代わりにプラチナチェーンに通してネックレスとして使っていましたが、リングの重みで傾いたり、チェーンが切れてしまうことも。そんなときに当店のホームページで「指輪をネックレストップとして使えるアイテム」を知り、ご相談いただきました。

【デザインのご提案とこだわり】
ご要望は「演奏時はネックレス、普段はリング」と、二通りの使い方ができること。そこでリングを安定してトップにできる専用のペンダントパーツを制作することをご提案しました。新しいチェーンは丈夫なプラチナ製を選び、リングを留めるパーツは華やかさを添えるピンクゴールドに。これによりリングの存在感を引き立てつつ、日常にも使いやすいデザインとなりました。切れてしまった従来のチェーンは下取りに出していただきました。

【完成したジュエリーとその魅力】
完成したのは、普段は指に、必要なときにはネックレスに――1つのリングを自在に楽しめるジュエリーです。専用パーツによりリングが縦にずれず、安定したトップとして輝きを放ちます。ピンクゴールドがアクセントとなり、クラシカルなハワイアン彫りに温かみを添えています。ピアノ演奏を妨げず、日常の装いにも活躍する、まさに「新しい活用の形」が生まれました。

【ジュエリープランナーより】
大切にしてきた指輪を「しまっておく」のではなく、普段の生活に寄り添う形で活かす。お客様のライフスタイルに合わせた新しいご提案ができたことを嬉しく思います。音楽を続ける日常にも、ジムやヨガを楽しむ時間にも、自由に寄り添うジュエリーへと生まれ変わりました。想いを未来へつなぐ方法を一緒に考えること――それがクィーンズジュエリーの使命です。