QUEENS JEWELRY クィーンズジュエリー

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オンラインリフォーム

【13033話】結婚28年目、日常に寄り添う結婚指輪をもう一度

結婚28年目、日常に寄り添う結婚指輪をもう一度

矢印

アイテム リング
石のカット ラウンド
石の大きさ 合計0.062ct(直径1.5mm×3石)
制作方法 パターンオーダー
金属の種類 プラチナ、お持ちの金属

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結婚28年目、日常に寄り添う結婚指輪をもう一度

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ジュエリー制作物語

【ご相談のきっかけ(想いの背景)】
結婚28年目を迎えたご夫婦は、長年身につけてきた結婚指輪を新しいものにしたいとご来店されました。ご主人の指輪は外れなくなり、奥様の指輪はきつくなって着けていない状態でした。ジュエリーがふたりと共に歩んできた証であるとともに、「大切なものはいつも身につけたい」という奥様の想いが、今回の制作に深い意味を与えました。

【技術的背景の確認】
初代の結婚指輪には**「Pt1000」の刻印がありましたが、これは当時の最高純度プラチナを表す一般的な表記でした。しかし、製造技術上、プラチナの純度を100%にすることは非常に困難です。そのため、現在はより厳密な「Pt999」**(純度99.9%)が最高純度を示す刻印として定着しています。
日本の造幣局が定める品位区分では、プラチナは「Pt999」「Pt950」「Pt900」「Pt850」の4種類が基本とされています。

【デザインのご提案と素材の活用】
リフォームにあたり、まずご主人の指輪を安全に切断して取り外しました。
初代の結婚指輪に使われていた「Pt1000」は、再利用が難しい金属であるため、素材には婚約指輪のリフォームで残った「Pt900」のリング枠を再利用しました。Pt900はプラチナ純度90%の合金で、適度な硬度と優れた加工性を備えており、日常使いに適した素材です。
また、奥様の旧結婚指輪に留められていたメレダイヤ3石は、新しいペアリングの脇石として活用。思い出の詰まったジュエリーの一部を取り入れることで、過去と現在をつなぐ指輪へと仕上げました。
おふたりのご希望に合わせて、厚み・幅・質感を見直し、滑らかな着け心地と堅牢性を兼ね備えた、今の暮らしにふさわしいデザインをご提案しました。

【完成したジュエリーとその魅力】
新しい結婚指輪は、過去の愛着と記憶を受け継ぎながらも、現在のライフスタイルに自然に馴染む仕上がりとなりました。
Pt900ならではのしっとりとした光沢が上品さを演出し、3石のメレダイヤは日常にさりげない輝きを添えてくれます。
以前は外れなかったり、着けづらくなっていた指輪とは異なり、新しい指輪は日々の装いに無理なく寄り添い、これからの時間を共に刻んでいく存在となりました。

【ジュエリープランナーより】
今回、婚約指輪のPt900の地金と、旧結婚指輪のメレダイヤを活かすことで、単なる素材の再利用ではなく、おふたりの大切な記憶を受け継ぐ“かたち”を実現できたと感じています。
これから先も、日常の中で自然と手元に馴染み、ふとした瞬間に温かな気持ちを思い出させてくれるような存在となりますように。

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