アイテム | ペンダント |
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石のカット | ラウンド |
石の大きさ | ー |
制作方法 | デザインセレクト |
金属の種類 | プラチナ |
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ジュエリー制作物語
【ご相談のきっかけ(想いの背景)】
2020年に当店で結婚指輪をオーダーされたご夫婦から、久しぶりにご連絡をいただきました。「毎日キラキラ輝いてくれていて、結婚指輪をとても気に入っています」と嬉しいお言葉を添えて。
今回のご相談は、ご主人への誕生日プレゼントとして“リング用ペンダント”をご検討されているとのこと。実は最近、ご主人が新たに始めた仕事の関係で、結婚指輪を一時的に外さなければならない場面が増えてきたのだそうです。
そのお仕事とは、ネパールの伝統楽器・シンギングボウルの専門店の運営。ご主人はネパール出身で、コロナ禍に苦境に立たされた友人の支援をきっかけに、シンギングボウルを日本で紹介し始めたのだとか。フリーマーケットから始まった取り組みが実を結び、ついに実店舗を構えるまでに成長されたそうです。
新たなスタートと誕生日を祝う節目に、「外している時も結婚指輪を身につけていてほしい」という想いを込めた贈り物として、リング用ペンダントをご相談いただきました。
【デザインのご提案とこだわり】
ご来店時、ご主人の結婚指輪をお持ちいただき、実際にリング用ペンダントへ装着しながら、バランスやサイズ感を確かめていただきました。実物をご覧いただくことで、安心してお選びいただけるように配慮しました。
素材はプラチナ。ペンダントトップには、青い宝石「ブルーサファイア」をさりげなく留め、男性らしい印象と特別感をプラス。全体の印象が甘くなりすぎず、落ち着いた輝きに仕上がるよう意識しています。
チェーンは50cmの長さで、ご主人の体格や装いにも自然になじむデザインを選定。チェーンの太さや質感も実際にご覧いただき、決定しました。
【完成したジュエリーとその魅力】
完成したリング用ペンダントは、結婚指輪をそのまま主役にしたデザインながら、サファイアのワンポイントがきらりと個性を添える一品となりました。作業中は指から離れる結婚指輪が、今後は胸元で静かに輝き続け、ご主人の日常に寄り添い続けてくれるはずです。
「指輪を外すことが増えても、ずっと身につけていてほしい」--そんな奥様の想いが、さりげなくも確かに伝わるジュエリーになりました。
【ジュエリープランナーより】
当店でお作りいただいた結婚指輪が、時を経て再び新たな形で活躍すること、とても嬉しく思います。日常のちょっとした不便をきっかけに、夫婦の想いがかたちになる。そんなプロセスに立ち会わせていただけたことを光栄に感じています。
誕生日と開業という特別な節目に、結婚指輪が再び輝きを放つ――まさに「想いをつなぐジュエリー」の在り方そのものだと感じました。