アイテム | リング |
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石のカット | ラウンド |
石の大きさ | 合計0.54ct(直径2.1~2.2mm×9石) |
制作方法 | デザインセレクト |
金属の種類 | プラチナ、お持ちの金属 |
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ジュエリー制作物語
【ご相談のきっかけ(想いの背景)】
以前、ピンクゴールドでオーダーいただいたリングをとても気に入ってくださったお客様。今回は、左手にも雰囲気の異なるエタニティリングを身につけたいという想いから、手持ちのリングをリフォームしたいとご相談いただきました。以前制作したエタニティリングは、着け心地やしっかりとしたボリューム感も理想的だったとのことで、今お持ちのエタニティリングでは満足できず、よりご自身に合った一本へ作り変えることを決意されました。
【デザインのご提案とこだわり】
お預かりしたリングには、直径2.1~2.2mmのメレダイヤが9石留められていました。これらの石を活かしながら、3.5mm幅・1.8mm厚のしっかりとしたボリュームのあるリングにリフォーム。デザインは「甲丸」の柔らかなフォルムをベースに、ダイヤの爪が引っかからず、かつしっかりと石留めができるよう、ダイヤの直径よりも幅を持たせた“平甲丸”構造をご提案しました。
また、リフォーム前の指輪に使われていたPT900のプラチナ素材は、丁寧に溶解し、今回のリングに再利用。素材の持つ記憶をそのままに、新しいかたちとしてよみがえらせました。
なお、リフォーム前のリングはレール留めで、リングの幅に強弱があり、内側の地金を抜いて軽量化された構造でした。今回は内側にも地金をしっかりと残し、均一な幅と厚みで制作することで、指通りの滑らかさと着け心地の良さを追求しました。リングサイズは6号に設定し、婚約指輪や結婚指輪との重ね着けにも自然に馴染むよう設計しています。
【完成したジュエリーとその魅力】
完成したリングは、手元にぴたりと沿いながら、丸みのあるやわらかなフォルムが指先を美しく引き立てます。すべてのメレダイヤを活かし、ひとつひとつの石がしっかりと留まる安心感と、なめらかな指あたりの両立が叶いました。既製品にはない、ぴったりとした着け心地と仕上がりに、お客様にも大変ご満足いただけました。
【ジュエリープランナーより】
前回のご注文から再びご相談いただき、とても嬉しく思っております。着け心地の良さを大切にされるお客様のお好みに寄り添い、今回は「重ね着けにもふさわしい、安心して使える一本」をご一緒に形にすることができました。今後も、お手持ちのジュエリーに新たな価値を吹き込むお手伝いができましたら幸いです。