QUEENS JEWELRY クィーンズジュエリー

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【13003話】結婚10周年に──毎年贈ったダイヤがリングに変わる日

結婚10周年に──毎年贈ったダイヤがリングに変わる日

矢印

アイテム リング
石のカット ラウンド
石の大きさ 合計1.024ct(5石)
制作方法 デザインセレクト
金属の種類 プラチナ

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結婚10周年に──毎年贈ったダイヤがリングに変わる日

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ジュエリー制作物語

【ご相談のきっかけ(想いの背景)】
ご主人は、結婚3年目を迎えた2018年から、毎年の誕生日に奥様へダイヤモンドを一粒ずつ贈るという習慣を大切にされてきました。贈ってこられたのはすべて、0.2ct・Fカラー・VS2・VGの鑑定書付き高品質ダイヤモンドです。
当初は「誕生日プレゼントが思いつかず…」という軽やかなきっかけでしたが、「いつか好きなジュエリーに仕立てて贈りたい」という願いへと、自然と気持ちが育っていったそうです。
他店では「ダイヤをバラで買うのは難しい」と断られたこともあり、当店にご相談くださいました。奥様には「プレゼントなんていいよ」と言われていたものの、「日々の感謝を込めて、かたちに残したい」と、ご主人は静かに語ってくださいました。
「毎年ダイヤを買うと決めてしまえば、あとは365日で割ればいい」と軽やかに笑っておられましたが、その背景には、日々家族を支える奥様への深い感謝と敬意が感じられました。
そして今年、結婚から10年の節目にあたる7月12日の記念日を前に、ついにダイヤモンドを一本のリングに仕立てるタイミングが訪れたのです。

【デザインのご提案とこだわり】
これまでの8年間、毎年のダイヤ選びはすべてご主人おひとりでのご来店でしたが、今回はリング制作のために初めてご夫婦そろってお越しくださいました。デザインは奥様のご希望を軸に、重ね着けの相性や指なじみ、使用シーンなども丁寧にお伺いしながらご提案を進めました。
当初は結婚指輪と重ねて着けることもご検討されていましたが、「婚約指輪があるから、これは別の指に」とのことで、このリングは左手の人差し指に着ける独立した一本に。V字デザインとも迷われましたが、最終的には地金をたっぷりと使った、ボリューム感のあるエタニティ風デザインに決定しました。
使用したのは、これまで贈られてきた8粒のダイヤモンドのうち、以下の5石です:
・2018年:0.216ct, F, VS2, VG
・2019年:0.201ct, F, VS2, VG
・2021年:0.201ct, F, VS2, VG
・2023年:0.205ct, F, VS2, VG
・2024年:0.201ct, F, VS2, VG
それぞれが、ご夫婦の歩みを静かに物語るような存在となっていました。

【完成したジュエリーとその魅力】
完成したリングは、8年かけて贈られたダイヤモンドのうち5粒を用いた、約1カラット相当の贅沢な仕上がり。程よく高さを抑えたセッティングで、日常使いにも適した実用性の高い一本です。
華やかで存在感がありながら、決して派手になりすぎない絶妙なバランス。奥様の指に自然となじみ、左手の人差し指に着けることで、ふとした瞬間に、ご主人から贈られた日々の想いがよみがえるようなジュエリーとなりました。
残る3粒のダイヤモンドについては、今後の誕生日に合わせて、ネックレスやピアスに仕立てていくご予定とのこと。これからも「想いをかたちにする贈り物」として、ダイヤモンドがご夫婦の人生に寄り添っていくのだと思います。

【ジュエリープランナーより】
ご主人が毎年おひとりで通ってくださった日々を思い返しながら、今回ご夫婦でお越しくださった姿に深い感慨を覚えました。
ジュエリーは、単なる贅沢品ではなく、「人生の軌跡を閉じ込めたかたち」。今回のリングは、10年という節目における大切な記憶を映す、まさにそんな一本だったように思います。
残された3粒のダイヤモンドが、またいつか、別の節目で新たなジュエリーに生まれ変わる日を楽しみにしています。

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