アイテム | リング |
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石のカット | ラウンド |
石の大きさ | 0.32ct |
制作方法 | デザインセレクト |
金属の種類 | プラチナ |
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ジュエリー制作物語
【ご相談のきっかけ(想いの背景)】
「婚約指輪にはお金をかけすぎず、結婚指輪にこだわりたい」――彼女の率直な気持ちに、彼も深く共感されていました。
それでも、彼としては“かたちとして”婚約指輪を贈りたいという想いがあり、多くの選択肢を検討された中で、「ラボグロウンダイヤモンド」という新しい可能性に出会われました。
当初はECサイトでの購入も選択肢として検討されていましたが、実店舗で実物のラボグロウンダイヤモンドと天然ダイヤモンドを見比べ、専門的な話を聞きながらじっくり相談できたことが、最終的な安心感につながったとのことでした。
また、身長160cm弱の小柄な彼女には、0.3カラットのダイヤが程よく似合うことも、実際にご覧になって確信されたそうです。
まずはラボグロウンダイヤモンドのルース(裸石)をご購入。3月末の旅行でプロポーズを行い、デザインはプロポーズ後に彼女と一緒に考える――そんな計画を立ててのご来店でした。
【デザインのご提案とこだわり】
プロポーズを終え、おふたりで改めてご来店くださいました。
彼女がお選びになったのは、ダイヤモンドを地金に埋め込んだタイプの婚約指輪。引っかかりにくく、普段使いしやすいデザインをご希望されていました。また、脇石はあえて加えず、シンプルで洗練された印象に仕上げたいという明確なご意向も。
結婚指輪との重ね着けは想定せず、婚約指輪単体でデザインを楽しみたい――というおふたりの方針のもと、複数のデザインサンプルをご試着いただきました。
指に通したときの見え方や全体のバランスを何度も確認しながら、最終的に「一番似合う」と感じられた一本に決定されました。
【完成したジュエリーとその魅力】
完成したリングは、埋め込みタイプならではのフラットで上品な佇まい。彼女の雰囲気にしっくりと寄り添いながら、中央の0.3カラットのラボグロウンダイヤモンドが、光の加減でやさしく輝きます。
主張しすぎないサイズ感と、飾らないシンプルなフォルムが、かえってその人らしさを際立たせる――そんな印象の一本に仕上がりました。
これから何年、何十年と、ふたりの大切な記憶を見守る存在になっていくことでしょう。
【ジュエリープランナーより】
ご来店当初から、「かたちとして贈ること」に真摯に向き合っていたおふたり。その思いやりと対話の積み重ねが、今回のリングにしっかりと込められているように感じました。
ラボグロウンダイヤモンドは、天然ダイヤモンドと対立するものではなく、“新しい選択肢”として広がりつつあります。おふたりの柔軟な視点と前向きな姿勢が、とても印象的でした。
大切な節目に立ち会わせていただき、心より感謝申し上げます。
この指輪が、これからの人生にそっと寄り添う存在となりますように。