アイテム | ペンダント |
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石のカット | ラウンド |
石の大きさ | 0.714ct |
制作方法 | デザインセレクト |
金属の種類 | イエローゴールド |
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ジュエリー制作物語
【ご相談のきっかけ(想いの背景)】
約30年前、贈られた婚約指輪。大切な想いが込められている一方で、いつしか身に着ける機会が減り、ジュエリーボックスの奥で眠っていました。「想いの整理をしたい」--そんな静かな決意とともに、お客様はご相談にいらっしゃいました。あわせて、お母様から受け継がれた7点のジュエリーもお持ちになり、「還暦までにきちんと整理しておきたい」とのお気持ちも。今回のご相談には、次の世代を見据えた準備の意味も込められていました。
【デザインのご提案とこだわり】
婚約指輪に使用されていたダイヤモンドを、ペンダントとして生まれ変わらせるため、3つのデザイン案をご提案しました。最終的にお選びいただいたのは、シンプルでありながら気品を感じさせるゴールドのペンダントトップ。チェーンは、トップの印象と調和する繊細なデザインをセレクトしました。
お母様のジュエリーについては、メッキ製品やシルバー、エメラルド風・アレキサンドライト風の宝石など、一点ずつ丁寧に確認。素材や価値の可能性を見極めながら、リフォーム・保管・整理の方針を一緒に検討しました。
【完成したジュエリーとその魅力】
完成したネックレスは、思い出の象徴である婚約指輪を、日常に寄り添うジュエリーへと昇華させた一品に。身に着けるたびに、かつての想いと新たな自分らしさが重なり合うような、そんな特別な存在になりました。
また、お母様のジュエリーについても、一点ずつその背景を丁寧に紐解く時間が、家族の記憶を受け継ぐ第一歩に。整理とは、単なる「片付け」ではなく、大切な想いを未来へと託すプロセスであることを、改めて感じる機会となりました。
【ジュエリープランナーより】
「いつか娘に受け継いでもらいたい」--そのお言葉が、ジュエリーに宿る想いの力を教えてくれました。リフォームは、単なる形の刷新ではありません。過去の記憶と、今の生き方をつなぐ橋渡しです。これからも、お客様一人ひとりの人生に寄り添うジュエリーをご提案してまいります。