【12973話】祖母の指輪をネックレスへ。Tスマイルより自分らしく

ジュエリー制作物語

【ご相談のきっかけ（想いの背景）】
長野県にお住まいのお客様は、お祖母様から譲り受けたダイヤモンドの指輪を手にしたとき、「このまましまい込んでおくのはもったいない」と感じたそうです。ちょうど「ティファニー Tスマイル ペンダント」の購入を検討されていたこともあり、「手元にある大切な宝石を、自分らしく活かす方法はないか」と考えるように。その中でジュエリーリフォームという選択肢にたどり着き、当店の存在を知っていただきました。「日常に馴染みながらも、上品で飽きのこないネックレスに生まれ変わらせたい」という想いを胸に、ご来店いただきました。

【デザインのご提案とこだわり】
ご相談を受けた私たちは、お祖母様の想いが込められたダイヤモンドを、ネックレスへとリフォームするご提案をいたしました。お客様が当店のInstagramでご覧になったデザインをベースに、何度もヒアリングと試着を重ね、デザインをお選びいただきました。素材には、肌馴染みがよく、華やかすぎず品のある輝きを持つイエローゴールドを選定。首元に自然に沿うシルエットを意識しつつ、日常使いしやすい軽やかな仕上がりを目指しました。思い出のダイヤモンドが、また新しい毎日と物語を紡げるよう、丁寧にお作りさせていただきました。

【完成したジュエリーとその魅力】
完成したネックレスは、代々受け継がれてきた想いを宿しながらも、現代の装いに自然と調和する洗練された一本に仕上がりました。やわらかな曲線と控えめなボリューム感が首元にやさしく沿い、オン・オフ問わず幅広いシーンでお使いいただけます。お客様からは「これなら毎日身につけられます」と、晴れやかな笑顔をいただきました。後日、このネックレスをご祖母様にもお披露目されるご予定とのこと。「Tスマイルも素敵だけれど、まずは祖母の指輪を、自分らしい形で大切にしたかった」とのお言葉が、私たちの心にも深く響きました。

【ジュエリープランナーより】
お客様のご相談を通じて、世代を超えて受け継がれる想いと、ジュエリーが持つ力を改めて感じました。大切な宝石にご自身の感性を加え、新しい形で日常に取り入れるという選択は、ジュエリーとの理想的な関わり方だと思います。このネックレスが、お客様の毎日にそっと寄り添い、かけがえのない記憶と未来を優しく繋ぐ存在となることを願っています。