アイテム | リング |
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石のカット | ラウンド |
石の大きさ | 直径1.5mm×9石 |
制作方法 | パターンオーダー |
金属の種類 | プラチナ |
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ジュエリー制作物語
【ご相談のきっかけ(想いの背景)】
大切な婚約指輪をリフォームし、ネックレスとリングに生まれ変わったそのジュエリー。とても気に入っていたその品を、神戸の美術館でのひとときの間に失ってしまった――。帰宅後にポーチの不在に気づき、美術館へ問い合わせても見つからず。市販のリングをいくつも探したものの、心から「これだ」と思えるものには出会えず、「やっぱり、あのリングをもう一度」と再オーダーのご相談をいただきました。
【デザインのご提案とこだわり】
前回のオーダーでは、お客様のご希望により、ピンクサファイアとダイヤモンドを交互に配置したエタニティリング。華やかさと可憐さを兼ね備えた配色に、クラシカルなミル打ちをリングの縁に施し、繊細な仕上がりを実現しました。リング幅は日常使いにも適した2mmで、細身ながらしっかりとした存在感を放つバランスを追求しました。
【完成したジュエリーとその魅力】
完成したリングは、肌になじむやさしいピンクトーンとダイヤモンドの透明感が絶妙に調和し、手元をふんわりと彩ります。ミル打ちのディテールが光を繊細に受け止め、上品なアンティーク感も漂う一品に仕上がりました。日常の中にさりげなく寄り添いながらも、見るたびに心が弾む――そんな“特別なふつう”を叶えるリングです。
【ジュエリープランナーより】
大切なジュエリーを失くしてしまうことは、単なる「モノ」の喪失以上のもの。心のどこかにぽっかりと空いたような感覚が残ります。だからこそ、私たちはその想いにもう一度寄り添い、「あの時の気持ち」に立ち返って、新たなジュエリーをご提案します。今回も、前回の記憶と美しさをそのままに、さらなる愛着が生まれる一本をお届けしたいと願いながらお作りいたします。