アイテム | リング |
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石のカット | ラウンド |
石の大きさ | 0.65ct |
制作方法 | デザインセレクト |
金属の種類 | プラチナ |
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ジュエリー制作物語
【ご相談のきっかけ(想いの背景)】
お客様は、お母様の遺品であるジュエリーをリフォームしたいとの想いから、ご来店くださいました。実家を整理される中で見つかったジュエリーの中には、おそらくお祖母様の代から受け継がれてきたものも含まれていたとのことです。さらに、最近お父様を亡くされたことも重なり、「このタイミングだからこそ、家族の記憶を大切に形にしたい」と、お一人娘様とご一緒にご相談にお越しになりました。三世代にわたる大切な記憶を、次の世代へとつなぐジュエリーとして残したい--その想いこそが、今回のリフォームの原点でした。
【デザインのご提案とこだわり】
お預かりした複数のジュエリーは、日常使いしやすいデザインにリデザインいたしました。特に印象的だったのは、大粒のダイヤモンドを使ったリングです。将来的な婚約指輪との重複を避けながらも、特別感と華やかさを兼ね備えたデザインをご提案しました。ボリューム感と繊細さのバランスにこだわり、カジュアルな装いにもなじむ仕上がりを目指しました。
また、お客様ご家族は福岡・東京・奈良・大阪とさまざまな地域で暮らされた経験から、審美眼と確かな価値観をお持ちでした。「ブランドよりも品質と誠実さを重視したい」というご要望に深く共感し、私たちも心から誠実なご提案を心がけました。口コミを通じてご信頼いただけたことも、今回のプランを支える大きな要素となりました。
【完成したジュエリーとその魅力】
納品時、お嬢様が仕上がったジュエリーを手に取られた瞬間、思わずこぼれた笑顔がとても印象的でした。かつては思い出の中に眠っていたジュエリーが、「今の自分に寄り添うジュエリー」として新たに生まれ変わった瞬間でした。三世代にわたる記憶が、新しい輝きをまとって日常を彩る--そんなストーリーが感じられるリフォームとなりました。
【ジュエリープランナーより】
お母様、そしてお祖母様の大切なジュエリーを、お嬢様の未来へとつなぐ形に再構築する--このリフォームは、私たちにとっても非常に意義深いお手伝いとなりました。ご家族の想いを一つひとつ丁寧に受け止めながら、新たな命を吹き込む過程は、学びと喜びに満ちていました。このジュエリーが、お嬢様にとって“特別な一本”として、これからの日々にそっと寄り添っていくことを、心より願っております。