アイテム | リング |
---|---|
石のカット | スクエア |
石の大きさ | 8.57mm×14.25mm(7.16ct) |
制作方法 | パターンオーダー |
金属の種類 | イエローゴールド |
↑ マウスを重ねると大きく表示できます ↑
ジュエリー制作物語
《 背景・ご要望 》
30数年前のピンク紫系、縦長のスクエア形状の色石指輪があります。サイズが小さく変形しているため、横長に石を配置し、ボリュームのあるデザインにリフォームしたいというご相談をいただきました。この指輪はお客様の母か祖母のもので、3年前に整理中に発見され、色や形に魅了されているため、デイリーに愛用できるリングに生まれ変わらせたいとのことです。
《 打ち合わせのポイント 》
お客様は普段からさらっと着けられる指輪を希望されています。キラキラした輝きよりも、色を楽しむ指輪が好みであるとのこと。デザインセレクトとパターンオーダーの比較を経て、お客様がイメージしていたデザインがパターンオーダーで実現できることが確認されました。石座のデザイン、リングの形状、幅、表面加工など、細部にわたり打ち合わせが行われ、お客様の要望を反映したデザインが完成しました。
なお、宝石の鑑別結果は「合成ピンクサファイア」でしたが、お客様の思い入れが深く、ジュエリーを通じてご自身で楽しまれるため、引き続き制作依頼をいただきました。
《 お客様担当からひとこと 》
リフォームの場合、持ち主の背景や歴史を大切にしたいという想いが重要となります。眼の前の石は他に替えの効かないものですから、その宝石が天然であるか合成であるかといった事実は、その価値に直接影響しないことがあります。また硬度についても、合成ピンクサファイアは天然サファイアと同等であるため、ジュエリーとして特別な問題は生じません。
硬度などジュエリーとして使い続けることに支障がなければ、ラボグロウンダイヤモンドが世の中に受け入れられている現在、その価値というものは持ち主の価値観でお楽しみになれば良いと思います。