アイテム | リング |
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石のカット | ラウンド |
石の大きさ | 直径2.5~3.0mm×19石(2.16ct) |
制作方法 | パターンオーダー |
金属の種類 | ピンクゴールド |
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ジュエリー制作物語
《 背景・ご要望 》
「太め1本のリングの石を活用して、人差し指とピンキーの2本の指輪にリフォームして頂きたいと思っています。」とご相談予約をいただきました。
相談品はお母様が亡くなった後に受け継いだもので、お母様はジュエリーが好きで着物に合わせて楽しんでいました。6年間の保管の後、自分で使いこなせなかったが、身につけたいという思いからリフォーム相談がありました。
《 打ち合わせのポイント 》
大きさのあるルビーを利用して、太めのピンキーリングの制作希望でした。
ルビーの直径も大きく、厚みもありましたので、一般的なピンキーリングよりもボリュームが大きくなります。
そこで着けたときの印象を和らげるため金属をピンクゴールドにし、リング形状の平打の角を少し丸め、細く見えるよう工夫しました。
打ち合わせ当日、お母様の指輪に付いていた17石のルビーでエタニティリングを作る予定でしたが、実際に制作に入ると2石追加した19石で作ったほうが美しいセッティングが可能と分かりました。その点をお客様にご連絡し、結果19石のルビーでフルエタニティリングを仕上げさせていただきました。
《 お客様担当からひとこと 》
今回のルビーは中央の石が大きく、外側に向かって小さい石が使用されました。均一なダイヤと違い、直径2.5mmから3.0mmまでの直径と多様な厚みを持つカラーストーンは取り扱いが大変でした。
お客様と相談した上で、美しい仕上がりを重視し、ルビーを2石追加することでジュエリーとしての美しさを追求しました。
故人の面影を感じさせつつ、美しいジュエリーに仕上げることを心掛けています。
これからはたくさん着けていただき、指輪と共に、素敵な思い出がたくさん増えますよう、心から祈っております。