【11768話】古い結婚指輪２本と祖母の形見の指輪計３本から新しい結婚指輪を

ジュエリー制作物語

《 背景・ご要望 》
お客様からのご紹介でした。
ご結婚２０年目のご婦人です。
結婚指輪が２本。奥様は着けていましたが、ご主人は結婚式当日以降は置いたままでした。
ダイヤリングはお祖母様の形見分けで貰ったものでした。
おそらく母親が一度リフォームしており、中石のみが祖母の形見だろうということでした。
結婚指輪２本、祖母の形見の指輪の合計３本を利用して、今後着けていく結婚指輪を作りたいということでした。

《 打ち合わせのポイント 》
ご夫婦の結婚指輪の金属を使い、お祖母様のダイヤも使いたいと希望されておられました。
ダイヤモインドを指輪に埋まったように留め、その配置に悩まれました。
石の配置は図を書きながら打合せ、仕上がりを具体的にしながらご提案させていただきました。

《 お客様担当からひとこと 》
当初は新しい結婚指輪を探しに行かれたようです。
しかし今更既製品を買う理由が見つからなかったようです。
知り合いに相談され、リフォームという選択肢を知り、ご相談に来てくださいました。
ご結婚２０年の歴史を経て、更なる家族の愛を感じる結婚指輪となれば幸いです。