【11354話】母から受け継いだパールの指輪をまずは自分がリフォームして使う

ジュエリー制作物語

《 背景・ご要望 》
「14ミリ　パールの指輪のリフォームのご相談です」とご来店予約をいただきました。
こちらは母親から受け継がれたもので、このままでは使うことがありません。
またいずれは娘に渡す時に、このデザインでは可哀想だろうと。
娘はまだ似合わないだろうから、先ずは自分が使い、いつか娘に渡したいというお考えでした。

《 打ち合わせのポイント 》
こちらの指輪をリフォームしたいと思われ、しかしデザインが思い浮かびません。
クィーンズジュエリーさんだったら、たくさんのデザインがあるだろうとウェブサイトをご覧になってくれました。
そして４点のスクリーンショットで保存。
店頭で現物のデザインサンプルを確認、比較。
ご試着もしていただきながら、リフォーム後のデザインを決定しました。
また娘様にも渡せるようにと、宝石鑑別書も発行させていただきました。

《 お客様担当からひとこと 》
今回の珠は、現状の指輪から外すと真円ではなく、下の部分が長い風船のような形でした。
ですので、指輪の座と珠の間が開かないよう珠に合わせて枠を修正してお作りしております。
リフォームの場合、既存の枠に珠が留まっていますので、珠を外すまで本当に形は分かりません。
また傷の有無も枠に隠れている場合が多いのが実情です。
お持ちのものによって様々なケースがありますので、何か新しい発見があればその都度お客様には結果をご報告し、相談の上で制作を進めていきます。