【11309話】母の形見のパールの指輪をペンダントにリフォーム

ジュエリー制作物語

《 背景・ご要望 》
「母の形見のパールの指輪をシンプルなペンダントトップにしたいです」とご来店予約をいただきました。
ご依頼品はお母様の形見の品でした。
生前にお母様が「初任給で奮発して買った」とおっしゃっていたそうです。
ご実家が北海道で、地元に居られる妹様にも今回のリフォームは了解済みでした。

《 打ち合わせのポイント 》
普段からジュエリーを着けるわけではなく、どちらかというとジュエリーを眺めて見ている方が多い方でした。
しかし、いつか身につけれるようにリフォームしたいとは思っておられました。
そこで着けやすいシンプルなペンダントにリフォームすることになりました。

《 お客様担当からひとこと 》
お客様は「いつかリフォームしたい」と思っていたとおっしゃっておりました。
そして「子どもが大学生と高校生でまだ子育てにはお金がかかるが、いつ死ぬかも分からない歳になってきたので、やりたいことはやっていきたい」と言葉が続きました。
リフォームには適切な時期というものはありません。
ご自身が思った時期がその時です。
私たちへの相談は、「受け継がれた宝石が貴女の思い通りに誂えるとどうなるか」と知っていただく機会です。
知るタイミングは早い方が残りの時間が有意義に過ごせると思います。
どうぞお気軽にご相談くださいませ。