アイテム | ペンダント |
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石のカット | カボッション |
石の大きさ | 15.38mm×11.11mm |
制作方法 | パターンオーダー |
金属の種類 | プラチナ、イエローゴールド |
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ジュエリー制作物語
《 背景・ご要望 》
「古いオパールの指輪を覆輪タイプのネックレスに。使わないジュエリーのリメイクなどについての相談、見積もりをお願いしたいです」とご来店予約をいただきました。
こちらは母親の指輪でした。
この指輪は幼い頃、引き出しに入っており、おもちゃのようにして遊んでいた思い出がありました。
子どもに遊ばせるくらいでしたので、それほど高価なものではないとご存じでしたが、思い入れ深いのでペンダントにリフォームして使いたいというご要望でした。
《 打ち合わせのポイント 》
デザインのイメージはお持ちでした。
それをサンプルを使いながら具体的にしていきました。
打ち合わせの中で、宝石の色が控えめなので、石座をイエローゴールドに、バチカンをプラチナに設定しました。
ゴールドの色鮮やかさで、明るいペンダントに仕上がりました。
《 お客様担当からひとこと 》
お客様のいう覆輪タイプというのは、宝石が金属に埋まったような石座のことです。
爪ではなく金属の面で宝石を留めます。
しかしこの留め方は石に負担がかかるため、美しく留めあげるためには、職人の高い技術が必要です。
また今回のオパールのようにモース硬度の低い宝石は留める時に割れる恐れがあるので、細心の注意が必要です。
リフォームというお客様の大切な宝石を利用するジュエリー制作は、新しいものを利用する制作よりも経験値やノウハウが結果を左右します。
表舞台にはあまり出てきませんが、制作の合間には職人との様々なやり取りがあり、一品一品が仕上がっております。