ダイヤモンドの中にあるものは、
必ずしも「欠点」ではありません。
クラリティは、ダイヤモンド内部の内包物(インクルージョン)や、 表面の微細なキズ(ブレミッシュ)の状態を評価する基準です。
10倍ルーペでの見え方をもとに、FLからI3まで段階的に分類されますが、 この評価は「美しさの順位」を示すものではありません。
このページでは、各クラリティグレードの違いを整理しながら、 クィーンズジュエリーとして、クラリティをどのように捉えているのかをお伝えします。
完全さを探すためではなく、 そのダイヤモンドとどう付き合っていくかを考えるための ひとつの視点としてお読みください。
クラリティについて、最初に知っておいてほしいこと
重要なのは、評価の高さではなく、 実際に身に着けたときにどう感じるかです。
※クラリティ(Clarity)は、ダイヤモンドの透明度を示す評価基準です。 内包物やキズの有無・位置・大きさなどを総合的に見て判断されます。
10倍の倍率で観察しても、 内部・外部ともに一切の特徴が確認できない、極めて稀少なクラリティです。
透明感の極致とも言える存在で、市場に出回る数はごくわずか。 素材としての完成度を重視される方に選ばれることがあります。
内部には内包物がなく、 外面にのみごく微細な特徴が確認されることがあるクラリティです。
肉眼では完全に無傷に見え、 FLに次ぐ非常に高い透明度を持ちます。
10倍ルーペでも内包物の確認が非常に難しく、 専門家が拡大してようやく見つけられるレベルのクラリティです。
透明度は非常に高く、 見た目の美しさと希少性のバランスを重視したい方に選ばれます。
10倍ルーペでは内包物が確認できますが、 肉眼ではほとんど認識できないクラリティです。
透明感と価格のバランスに優れており、 実用性と美しさを両立した選択として、多くの方に選ばれています。
クィーンズジュエリーでも、 婚約指輪・記念ジュエリーを問わず、最もご相談が多いゾーンです。
10倍ルーペでは内包物がはっきり確認でき、 石によっては肉眼でも見える場合があります。
ただし、内包物の位置や形によっては、 輝きへの影響が少ない美しい石も多く存在します。
サイズ感や全体の印象を重視したい方にとって、 十分に現実的な選択肢となるクラリティです。
内包物が肉眼でも確認できるクラリティです。 輝きへの影響も出やすく、評価としては低くなります。
ただし、デザインや用途を限定することで、 カジュアルジュエリーやサイズ重視の選択として 活かされることもあります。
私たちは、内包物を 「あるか、ないか」で判断することはしません。
それがどこにあり、 どのように見え、 身に着けたときにどう感じるか。
ダイヤモンドは、自然が長い時間をかけて生み出したものです。 内包物は、その過程を物語る痕跡でもあります。
完璧な透明度を求めることも、 その石らしさを受け入れることも、 どちらも間違いではありません。
大切なのは、 そのダイヤモンドと、これからの時間をどう過ごしたいか。
クラリティは、 そのための「判断材料のひとつ」に過ぎないと、 私たちは考えています。