【9995話】名前の漢字をデザインに取り入れたハワイアンジュエリー結婚指輪

ジュエリー制作物語

《 背景・ご要望 》
「メンズは太め8ミリほどで波模様や花模様を入れたいとのことです。レディースは細めで、波や葉っぱのようなデザインが希望です。ダイヤモンドか誕生日石を入れたいと考えています。また両方の指輪に「祥」の文字をさりげなく入れたいと考えています。」とご来店予約をいただきました。
ご相談内容は、ご結婚指輪のオーダーメイド。
当日はカップルでご来店くださいました。
すでにご入籍されていたお二人。
挙式は沖縄のハイアットリージェンシー瀬良垣島というとても素敵な場所でされるようです。
それもあって結婚指輪はハワイアンジュエリーのデザインをご希望でした。


《 打ち合わせのポイント 》
当初はお二人ともプラチナをご希望でした。
しかし試着などをしているうちに、彼氏様はピンクゴールドが気に入り、ご変更。
お二人ともデザインの大部分は共通で、彫り模様の「波」の間に「太陽」と「ハイビスカス」を入れました。
彼女様はその「ハイビスカス」にダイヤを入れ、サイド彫りは、「ミル打ち」と「ライン」でそれぞれが気に入ったものをご選択されました。
そして一番の共通点である、ご夫婦のお名前に共に使われている漢字の「祥」という文字を、指輪の表面にさり気なく、かつ分かるように取り入れました。


《 お客様担当からひとこと 》
来店時にお二人の指輪に対する思いやご要望をお伺いしました。
オリジナルのハワイアンジュエリーの中に、自分たちの名前に使われている漢字を入れたいということでした。
大きく入れると文字は見やすいのですが、さり気なさは作れません。
どのくらいの塩梅が良いのか、お客様とも職人とも話し合いながら完成を目指しました。
結果、デザインの中に溶け込み、書道の印のような仕上がりとなりました。