

| アイテム | ペンダント |
|---|---|
| 石のカット | 珠 |
| 石の大きさ | 8.40mm×9.30mm |
| 制作方法 | デザインセレクト |
| 金属の種類 | プラチナ |





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ジュエリー制作物語
【ご相談のきっかけ(想いの背景)】
お客様が子どもの頃に夢中になっていたのは、宝物発見キットでした。旅先のお土産売り場やファミリーレストランのおもちゃコーナーで見つけるたびに買ってもらい、宝物を掘り出す時間を楽しんでいたそうです。今回お持ちいただいた真珠は、そのキットから出てきた「当たり」のひと粒。20年ほど前に手に入れた、まだ穴の開いていない真珠のルース(加工前の裸の状態)です。
お母様とは「いつかジュエリーにできたらいいね」と話していたそうで、その言葉はずっと頭の片隅にあったといいます。社会人になり、ご自身の力で形にできるようになった今、その思い出をあらためて思い出し、ご相談にいらっしゃいました。ご希望は、本物の真珠であれば、ご自身用のシンプルな一粒ペンダントに仕立てたい、というものでした。
【デザインのご提案とこだわり】
最初の一歩は、真珠の素性を確かめることでした。当店では、安心してお預けいただくための最初の大切なステップとして、無料の事前鑑別を行っています。結果は淡水真珠。お客様が長く手元に置いてこられた一粒は、本物の真珠でした。
デザインは、実物のサンプルを手に取って試せるものの中からお選びいただきました。プランナーがご提案したのは、真珠だけを下げるデザインと、真珠の上にダイヤモンドを一粒添えたデザインの二つ。お客様が選ばれたのは、ダイヤモンドが入ったデザインです。真珠には新たに穴をあけ、プラチナ900の金具に留めています。
チェーンは、太めのベネチアンチェーンを実際に試着しながら決めていただきました。ボリューム感と長さを確かめたうえで、全長は50cmに。
【完成したジュエリーとその魅力】
完成したペンダントは、プラチナの澄んだ輝きの下で、真珠のやわらかな照りが際立つ仕上がりです。オフラウンド(真円ではなく、ややふくらみのある形)の真珠は、正面から見るとふっくらとした楕円を描き、光の当たり方によって表情を変えます。真珠の上に添えたダイヤモンドが、胸元にきりっとした輝きのアクセントを加えています。
合わせたベネチアンチェーンは、四角いコマが連なる立体的な構造です。太めのチェーンが真珠の存在感をしっかりと受け止め、大人の男性の胸元にもなじむ力強さのある一本になりました。鑑別結果をまとめた名刺サイズのカード鑑別書も、あわせてお渡ししています。
【ジュエリープランナーより】
子どもの頃に見つけた宝物には、その時間をともに過ごしたご家族の記憶も宿っています。お母様にはまだこのペンダントのことを伝えておらず、次に会ったときにお話しになるそうです。「いつかジュエリーに」と話したあの日の言葉が、20年越しにかたちになりました。この一粒をきっかけに、お母様との新しい会話が生まれることを願っています。