

| アイテム | リング |
|---|---|
| 石のカット | ラウンド |
| 石の大きさ | 合計0.360ct(直径2.0mm×9石) |
| 制作方法 | パターンオーダー |
| 金属の種類 | ピンクゴールド |





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ジュエリー制作物語
【ご相談のきっかけ(想いの背景)】
東京都にお住まいのお客様から、誕生石のルビーで指輪を作りたいとご相談をいただきました。きっかけは、当店の制作事例をご覧になったことです。思い描いていた指輪と重なり、ご連絡くださったそうです。ご来店なしでのご相談となり、打ち合わせはお電話で重ねました。
お客様が惹かれたのは、深みのある赤と、華奢すぎない程よいボリューム、そして派手さよりもクラシカルな佇まいでした。爪がしっかりと大きく、地金をたっぷりと使った作りも、気に入られた点です。
ご要望は、石が指輪の半周ほどに並ぶハーフエタニティ。「御守りのように、日常的に身につけたい」というお言葉が、今回の制作の指針となりました。
【デザインのご提案とこだわり】
石留めには、彫り留めを用いました。地金に石を入れる穴をあけ、周りの地金を寄せて爪を作り、石を留める方法です。爪の大きさは、寄せる地金の量で決まります。お客様が望まれたのは、爪がしっかりと目立つ表情でした。お電話でのお話から真意をくみ取り、それが実現するリング幅を設定したうえで、職人と完成のイメージを共有して進めました。
ルビーは、すっきりとした赤よりも少し濃いめの赤を目指して選別しています。今回は当店で石を調達するため、色や直径、深さまでデザインに合わせてそろえられます。当初、お客様は量産品でよく見かける裏穴のある作りをご希望でしたが、職人と共に、指輪の内側に穴をあけない「無穴」での石留めをご提案しました。
量産品では手間を省くため裏穴を設けることが多いのですが、穴がないぶん理屈の上では耐久性が増し、汚れも入り込みません。こうした利点をお伝えし、お客様に無穴での制作をご了承いただきました。
【完成したジュエリーとその魅力】
K18ピンクゴールドに天然ルビー9石を彫り留めで留めた、ハーフエタニティリングが完成しました。地金は鍛造(金属をたたいて形づくる方法)で成形しています。形状は断面の平らな平打、内側はゆるやかな丸みをつけた内甲丸(うちこうまる)で、指通りのよい着け心地です。表面は光をなめらかに映す鏡面仕上げにしました。
色と大きさをそろえたルビーが整然と並び、深みのある赤とピンクゴールドの温かな色味が美しく調和します。石は鑑別書により天然ルビーと確認されました。鑑別書は、宝石の正体を科学的に特定し、安心をお約束するものです。
お届け後には「イメージ通りのジュエリーで、感激しました」「ルビーの色も希望通りでした」とのお言葉をいただきました。
【ジュエリープランナーより】
誕生石は、生まれた月とともに一生寄り添う宝石です。今回何より大切にしたのは、お客様が思い描くイメージを確かなかたちにすることでした。直接お会いできない分、言葉の一つひとつから細やかなご希望をくみ取り、職人とゴールを共有して仕上げています。毎日を共にする御守りとして、これからの日々をそっと見守る存在であり続けますように。