

| アイテム | ペンダント |
|---|---|
| 石のカット | ラウンド |
| 石の大きさ | 0.56ct |
| 制作方法 | デザインセレクト |
| 金属の種類 | プラチナ |





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ジュエリー制作物語
【ご相談のきっかけ(想いの背景)】
お客様がお持ちくださったのは、おばあさまが大切にされていた立て爪(爪で石を高く持ち上げて留める形)のダイヤモンドリングです。幼い頃の記憶にあるおばあさまは、休日のたびに着物姿で百貨店へ出かけ、ジュエリーや呉服の売り場に足を運ぶのを楽しみにされていた方だったそうです。
そのリングはお母様が受け継ぎ、長くお母様のもとで大切に保管されてきました。
ご相談のきっかけは、お嬢様が今年二十歳を迎えられることでした。「このままでは受け継げないので、まずは自分が使える形にしたい」。リングをネックレスへ作り替え、まずはお客様ご自身が身に着けたいというご相談です。
【デザインのご提案とこだわり】
プランナーがお伝えしたのは、お嬢様がすぐに使えるものを急いで作るのではなく、まずはお客様が着けている姿をお嬢様に見せてあげてほしい、ということでした。身近な人が大切に使ってきたジュエリーには、自然と愛着が育ちます。その時間が、将来大切にしてもらうための準備になると考えたからです。
ダイヤモンドは、安心してお預けいただくための最初の大切なステップである無料の事前鑑別で、天然ダイヤモンドであることを確認しています。
お客様のご希望はシンプルなペンダントでした。実物のサンプルを試着し、ダイヤモンドが少し大きく見える枠を選ばれています。地金にはプラチナをお勧めし、チェーンは線にしっかりと太さのあるものを合わせました。チェーンの太さ次第で、印象はカッコよくも華やかにも変わります。今回お客様が重視されたのはカッコいいスタイルでした。お手持ちのダイヤモンドネックレスとも、デザインや用途が重なりません。
【完成したジュエリーとその魅力】
センターストーン(主役となる中央の石)を包むのは、花びらのようにやわらかくねじれた6本の爪です。爪の流れがダイヤモンドを縁取り、正面から見ると石の存在感がひと回り豊かに感じられます。横から見ても、バチカン(チェーンを通す部分)から爪へと続く曲線がなめらかで、どの角度でも品のある表情です。
チェーンは、カットが施された輪が連なる構造で、細かな面が光をとらえてきらめきます。線に太さがあるぶんペンダントとの釣り合いがよく、胸元に凛とした印象を添えます。
お渡しの日は、完成品を試着していただきながらお話を伺いました。お嬢様はしばらくご実家で過ごされる予定のため、その間はお嬢様と一緒に使っていくおつもりだそうです。
【ジュエリープランナーより】
おばあさまからお母様へ、そしてお客様へと受け継がれてきたダイヤモンドが、ネックレスとして新しい時間を刻み始めました。成人式を控えたお嬢様が、お母様の胸元で輝くこの一粒を見ながら、いつか受け継ぐ日を思い描いてくださればうれしく思います。使う姿を見せることも、受け継ぐことの一部です。ご家族の想いを、これからも一緒に見守らせてください。