

| アイテム | ペンダント |
|---|---|
| 石のカット | ラウンド |
| 石の大きさ | 0.384ct |
| 制作方法 | デザインセレクト |
| 金属の種類 | プラチナ |





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ジュエリー制作物語
【ご相談のきっかけ(想いの背景)】
お客様がお持ちくださったのは、お母様が大切にされていた一粒ダイヤのネックレスです。受け継いだというより、娘としてそのまま手元に置いてきたもので、気づけば20年ほどの時間が流れていました。
ジュエリーを着ける習慣はなく、そのまま置いていた一方で、「リフォームするなら」と考えを巡らせる時間を楽しんでこられたそうです。ただ、いざ形にしようと思ったとき、どこに相談すればよいのか分からなかったといいます。AIに尋ねてみたところ当店の名前が挙がり、ご来店くださいました。
「ずっと持っていただけ。母のものなので、軽いお出かけの時にでも使えるようなデザインに仕立てたい」。それが、最初にうかがったご希望です。
【デザインのご提案とこだわり】
元のネックレスは、大きな6本の爪でダイヤモンドを囲むデザインでした。当時はよく選ばれていた形ですが、お客様は着けると昔っぽさが強いと感じていらしたそうです。ご希望は、小さな爪で華奢に仕立てることでした。
石をお預かりした段階で、事前鑑別(加工の前に宝石の種類を科学的に確かめる検査)を行いました。安心してお預けいただくための、最初の大切なステップです。結果は天然ダイヤモンドで、カード型の鑑別書を完成品とともにお渡ししています。
枠は、当店がご用意しているサンプルを実際に試着しながらお選びいただき、ダイヤモンドを4本の爪で留める形に決まりました。地金はご希望に沿ってプラチナ900とし、チェーンは光をよく拾うタイプをお選びになりました。
【完成したジュエリーとその魅力】
0.384ctのダイヤモンドは細身の4本爪に留められ、石そのものが主役になりました。枠には側面から光を取り込む透かしがあり、ラウンドブリリアントカット(輝きを引き出すために58面で構成された代表的なカット)のきらめきが正面にも横顔にも広がります。
チェーンは枠の両側に固定しているため、ダイヤモンドが首元の中央に安定して収まります。カットを施した楕円の輪が連なるチェーンは、動くたびに細やかな光を返し、ダイヤモンドの輝きに寄り添います。
納品の際、お客様は「古いデザインが、今どきのものになって嬉しい」とお話しくださいました。軽いお出かけの日にも、お母様の面影とともに身に着けていただける一本です。
【ジュエリープランナーより】
長く手元に置かれてきたジュエリーには、着けずにいた時間も含めて、その方だけの思い出が重なっています。今回は石も地金の色もそのままに、形だけを今の暮らしに合わせました。大切なものを、日常の中で思い出せる形に。同じようにお母様のジュエリーをお持ちの方に、そんな選択肢があることをお伝えできれば嬉しく思います。