

| アイテム | ペンダント |
|---|---|
| 石のカット | ラウンド |
| 石の大きさ | 0.306ct |
| 制作方法 | デザインセレクト |
| 金属の種類 | プラチナ |





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ジュエリー制作物語
【ご相談のきっかけ(想いの背景)】
11年前、当店で婚約指輪と結婚指輪をお選びいただいたお客様が、再びご夫婦でご来店くださいました。ご相談は、その婚約指輪のリフォームです。
「婚約指輪では使うことはなく、仕舞いっぱなし。娘に受け継ぐために、使っているところを見せておきたい」
お客様には、2歳違いのお嬢様がお二人いらっしゃいます。お母様から受け継いだ婚約指輪も同じデザインのペンダントに仕立て、いずれお二人が仲良く受け継げるようにしたい。そして、どちらがお客様の婚約指輪で、どちらがお母様のものか、見分けられるようにしておきたい。それが今回のご希望でした。
【デザインのご提案とこだわり】
お客様は、思い描くデザインをイメージ画像にしてお持ちくださいました。プランナーはその画像をもとに、当店のデザインサンプルの中から雰囲気の近いものをご案内しました。実物を試着しながら比べていただけるのは、デザインセレクトならではの安心感です。
決め手となったのは、ペンダントにイニシャルを入れたいというお客様のご希望でした。刻印を入れられる地金の面があるかどうか。その視点で選ばれたのが、ダイヤモンドを地金がぐるりと包み込む、丸みのあるデザインです。
ペンダントの下部にはお客様のイニシャルを、お母様の婚約指輪から仕立てるペンダントには別のイニシャルを入れ、同じデザインでも見分けられる二つのペンダントとしました。チェーンも含め、すべて試着のうえで決めていただいています。
【完成したジュエリーとその魅力】
完成したのは、プラチナ900の覆輪留め(石の周りを地金でぐるりと包む留め方)による一粒ダイヤモンドのペンダントです。センターストーン(主役となる中央の石)は、婚約指輪に留められていたダイヤモンド。当店でお作りした指輪のため、今回の事前鑑別はジュエリーの歴史を記録するために行い、天然ダイヤモンドであることも確かめました。
地金が石をしっかりと守る覆輪留めは、爪が衣服に引っかかる心配が少なく、日々の装いにも自然になじみます。ふっくらとした地金の縁取りが、ダイヤモンドの輝きをやわらかく引き立てます。
正面からは見えないペンダントの下部には、流れるような書体のイニシャルを刻印しました。二つのペンダントを見分ける、さりげない目印です。チェーンは、カットを施した小さな粒が連なり、動くたびに控えめにきらめく細めのボールチェーン。主張しすぎない光が、一粒ダイヤモンドの存在感を穏やかに支えます。
【ジュエリープランナーより】
制作中のペンダントのことは、すでにお嬢様方にお話しされていると伺いました。もう受け取るつもりでいらっしゃるそうです。それでもお渡しするのは、お二人が大きくなってから。それまではお客様ご自身が身に着け、受け継ぐその日まで、胸元で輝き続けます。
鑑別書には、婚約指輪だったころの姿が写真で残ります。「娘に受け継ぐときに分かりやすい」と、納品の際に喜んでいただきました。11年前にお選びいただいた婚約指輪が、次の世代へとつながっていくご縁を、心からうれしく思います。