

| アイテム | リング |
|---|---|
| 石のカット | マーキス、珠 |
| 石の大きさ | 4.2mm×2.1mm(0.112ct)、直径10.90mm |
| 制作方法 | パターンオーダー |
| 金属の種類 | プラチナ、お持ちの金属 |





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ジュエリー制作物語
【ご相談のきっかけ(想いの背景)】
お客様がお持ちくださったのは、二つの指輪でした。ひとつは、お祖母様から受け継いだ真珠の指輪。もうひとつは、お母様から譲り受けた、マーキスカットのブルートパーズをあしらったゴールドの指輪です。
半年ほど前、お祖母様のジュエリーを整理された際には、すべてを手放すのではなく、身に着けられるものは手元に残そうと決められました。
ジュエリーリフォームは初めてで、「希望のイメージなども全くない状態です」とご相談をいただきました。そのなかで語られたのが、「祖母から受け継いだ指輪をリフォームして、祖母に使っているところを見せてあげたい」という言葉です。二つの指輪を一つにまとめることが、今回の目標となりました。
【デザインのご提案とこだわり】
まず、お預かりした宝石の正体を確かめるため、事前鑑別(無料)を行いました。安心してお預けいただくための、最初の大切なステップです。結果は白蝶養殖真珠と天然ブルートパーズ。それぞれの持ち味を生かす方向で、デザインを考えていきました。
ペンダントは普段お着けにならないとのことで、アイテムは指輪に決まりました。真珠を中心に据え、その脇にブルートパーズを斜めに添える構成をご提案しました。お祖母様の真珠に、お母様の石が寄り添うかたちです。
地金には、お祖母様の真珠の指輪のプラチナを溶かして用い、不足分を補ってプラチナ900に仕立て直しました。ブルートパーズを外したゴールドの枠は下取りとし、制作に生かしています。
【完成したジュエリーとその魅力】
完成したのは、直径10.90mmの白蝶真珠をセンターストーン(指輪の中心に据える主石)に迎えたプラチナのリングです。マーキスカット(両端がとがった舟形のカット)のブルートパーズが真珠の脇から斜めにのぞき、やわらかな白に澄んだ青が映えます。
リングは甲丸(表面をなだらかな丸みに仕上げた形)で、内側も内甲丸(肌に触れる面に丸みをつけた形)としました。幅3.0mmの腕は鏡面仕上げで、真珠の存在感を受け止めながら、指にすっと沿います。左手の中指に着けていただく一本です。
祖母と母、二人から受け継いだ想いが、一本の指輪の中で重なりました。
【ジュエリープランナーより】
初めてのリフォームで、イメージがないままご来店される方は少なくありません。お手持ちの品と想いをうかがいながら、何ができるかを一緒に探していくことを大切にしています。
完成した指輪は、近いうちにお祖母様にお見せになるとうかがいました。受け継いだ指輪を着けた姿が、お祖母様への何よりの贈り物になりますように。