

| アイテム | ペンダント |
|---|---|
| 石のカット | ラウンド |
| 石の大きさ | 0.23ct |
| 制作方法 | デザインセレクト |
| 金属の種類 | プラチナ |





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ジュエリー制作物語
【ご相談のきっかけ(想いの背景)】
以前当店で、奥様のために誕生石3石のネックレスをお作りいただいたお客様から、メールでご相談が届きました。奥様が外していた間に、そのネックレスを失くしてしまわれたとのことです。
とても気を落とされている奥様の様子を見て、お客様は改めて作り、次のお誕生日に贈ろうと考えられました。
ご要望は、当時の制作記録が残っていれば、それと同じものを作ってほしいというものでした。お客様の記憶では、中央が6月の誕生石ムーンストーン、脇の2石が9月のサファイアと12月のタンザナイト。10年前の一本を、もう一度同じ姿で奥様の胸元へ届けたい。それがお客様の願いでした。
【デザインのご提案とこだわり】
プランナーがまず行ったのは、過去の制作記録をたどることでした。当店では一つひとつの制作記録を大切に保管しており、10年前の注文書から、デザイン、地金、3つの石の種類と大きさまでを確かめることができました。デザインと地金は、前回お客様が選ばれたものと同じにしました。
記録によると、中央の石はラブラドライトでした。ムーンストーンとラブラドライトは、鉱物としては同じ長石(フェルスパー)の仲間です。いまムーンストーンの名で流通しているのは、主にラブラドライトなどの石です。お客様の記憶にあった6月の誕生石は、このラブラドライトで再びお作りしました。
チェーンは、前回の長さ調節ができない40cmのものに代えて、全長45cmで長さを調節できるものをお勧めしました。このペンダントのデザインには調節できるチェーンが使いやすく、夏の装いや秋口のニット、シャツの襟の開き具合に合わせて、胸元の位置を整えられます。
【完成したジュエリーとその魅力】
完成したのは、プラチナのラインがしずくを描くペンダントです。上部でラインが交差してチェーンを通す部分へとつながり、なめらかな曲線が胸元にやわらかな表情を添えます。
しずくの内側に据えたセンターストーン(中央に据える主役の石)のラブラドライトは、光の角度によって青白い輝きや虹色のきらめきを浮かべます。その傍らには淡いすみれ色のタンザナイトと深い青のブルーサファイアが寄り添い、3つの誕生石が一つの流れを描きます。
チェーンは、細かなカットを施した球が連なるプラチナのチェーンです。球の面が光を拾い、ペンダントのきらめきを引き立てます。3石すべてが天然石であることを示すカード型の鑑別書(宝石の種類を科学的に特定する書類)を添えて、お届けしました。
【ジュエリープランナーより】
失くしてしまったジュエリーは、もう戻らないものと思われがちです。けれども記録が残っていれば、同じ想いを同じかたちで、もう一度お届けすることができるのです。10年前と同じ一本を、再び託していただけたことを心から嬉しく思います。新しいネックレスが、これから先も、奥様の毎日にそっと寄り添い続けますように。