

| アイテム | ペンダント |
|---|---|
| 石のカット | カボション |
| 石の大きさ | 8.38mm×7.64mm(1.57ct) |
| 制作方法 | デザインセレクト |
| 金属の種類 | イエローゴールド |





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ジュエリー制作物語
【ご相談のきっかけ(想いの背景)】
ご主人がメキシコへ行かれると聞いたとき、お客様は「お土産に」とオパールを頼まれたそうです。届いたのはルース(枠に留める前の裸石)のまま。半透明の地に、淡い遊色がゆらぐ一粒でした。その後リングへ仕立て、長く身近に置かれてきました。
ただ、リングは手を使うたびに物へ触れます。オパールは宝石のなかでは硬度が控えめで、内包物も多い石です。「指輪では、どうしても当ててしまうので」。そのお言葉のとおり、気兼ねなく使えるかたちへの組み替えをご希望でした。
この日は、もう一点のオパールもあわせてお預かりしています。お預かりに先立って行うのは、まず石の正体を確かめることです。事前鑑別(無料)で天然のオパールであることを確認し、そのうえで制作に入りました。
【デザインのご提案とこだわり】
この石は強い色を持ちません。白に近い地のなかで、緑や橙の遊色が控えめに動きます。白い金属で囲むと、その淡さは枠に紛れてしまいます。ジュエリープランナーがイエローゴールドをお勧めしたのは、そのためです。
かたちは、当店が取り揃えているデザインのなかからお選びいただきました。石の大きさに合う型のなかで決まったのは、四本の爪で石を留め、上に新たなダイヤモンドが三石並ぶものです。中央に一石、その両脇に小さく二石。視線が石の丸みへ自然と下りていく並びです。枠はK18イエローゴールドで新たに起こしました。
この型をお勧めした理由は、もう一つあります。チェーンを通す部分が二重のアーチで、やや大きめにとられていることです。お手持ちのチェーンで使えるようにしておけば、納品の日にその場で通して確かめていただけます。幅のあるチェーンでも通る寸法です。
【完成したジュエリーとその魅力】
仕上がったペンダントは、カボションカット(表面をなめらかな曲面に磨く研磨方法)の丸みに光がたまります。半透明の石にゴールドの色が映り込み、石の白がやわらかく見えます。角度を変えると、内側で緑や青の遊色がゆっくりと動きます。
三石のダイヤモンドは小さな連なりとなって、石とチェーンのあいだをつないでいます。横から見ると枠の側面は四角く抜けていて、光が石の裏側まで通ります。
納品の日には、お手持ちのチェーンをご持参いただきました。実際に胸元で確かめてから決めるのがいちばん確かです。見比べたうえで、石の色に寄り添うゴールドのチェーンを新たに合わせられました。
【ジュエリープランナーより】
贈られた石は、使われることで贈った人の記憶も一緒に運びます。ご主人に頼んで手に入れた一粒が、これからは日常の胸元に戻ってきます。頼んだ方が身に着け、贈った方がそれを目にする時間が、また重なっていきます。
オパールは気を遣う石ですが、扱い方を知っていれば長く付き合えます。気になることがあれば、いつでもお持ちください。拝見して、またお使いいただけるように整えます。