QUEENS JEWELRY クィーンズジュエリー

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オーダー&リフォーム

【13387話】母の形見のV字リング。ダイヤ9石を、日常に添う一本へ

母の形見のV字リング。ダイヤ9石を、日常に添う一本へ

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アイテム リング
石のカット ラウンド
石の大きさ 合計0.290ct(直径2.0-1.8mm×9石)
制作方法 パターンオーダー
金属の種類 プラチナ、お持ちの金属

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母の形見のV字リング。ダイヤ9石を、日常に添う一本へ

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ジュエリー制作物語

【ご相談のきっかけ(想いの背景)】

お母様から受け継いだ宝石を、普段の暮らしの中で身に着けられるようにしたい。この一本は、そんなご相談から始まりました。

お母様はジュエリーがお好きな方だったそうです。お姉様と二人で形見分けをされ、お姉様が選ばれたもの以外は、すべてお客様が受け継がれました。けれども、いざ手元に並べてみると、どれも仕立てが当時のままで、今の装いに合わせるのは難しいものばかりだったといいます。

このままでは着けられない、手放すことも考えるべきだろうか。一度はそうお思いになったそうですが、リフォームという方法があることを思い出され、当店にお越しくださいました。母の宝石を、もう一度自分の手元で生かしたい。すべては、その一点から動き始めました。


【デザインのご提案とこだわり】

お預かりしたのは、お母様が愛用されていたV字のリングでした。細長い長方形にカットされたダイヤモンド(バケットカット)と、丸く多面にカットされたダイヤモンド(ラウンドブリリアントカット)が段違いに重なる、立体的で華やかな一本です。まずは事前鑑別で、天然ダイヤモンドであることを確かめました。

すべての石を一本に収めることもできます。ただ、それでは元の華やかさをそのまま引き継ぐことになり、望まれた日常の一本からは遠ざかります。ご提案したのは、丸くカットされた9石をすべて使い、細身のリングの正面に一列で留めるかたち。使わないという選択にも理由があります。長方形の石は今回は使わず、お手元にお返ししました。

同じ大きさの石が入った見本を試していただき、指の上での存在感を確かめたうえで制作が決まりました。地金は、お預かりしたリングの枠を溶かして使いました。石だけでなく、指輪そのものが受け継がれた一本です。


【完成したジュエリーとその魅力】

仕上がったのは、平打(断面が平らな板状のかたち)の細身のリングです。素材はプラチナ900、幅は3ミリほど。正面には、お母様のリングから外した9石のダイヤモンドが、途切れることなく一列に並びます。表面は鏡のように磨き上げ、光を受けるたびに石の輝きと地金の艶が重なって見えます。

内側は、中央をゆるやかに丸めた内甲丸という仕上げにしました。指に触れる面が柔らかく、長い時間着けていても負担を感じにくくなります。毎日の指にそっと寄り添うための一手間です。

お母様のリングは、装いを選ぶ一本でした。今は、特別な日を待つ必要がありません。いつでも着けていられる、静かな華やぎ。細身のシルエットは、ほかの指輪と重ねても、単独でも成立します。


【ジュエリープランナーより】

お母様が遺されたジュエリーには、もう使う機会のない金のネックレスやブレスレットもありました。これらは当店の金プラチナ下取サービスでお引き取りし、現金にお換えしたうえで、今回の制作費に充てていただいています。使えないと思っていた品が新しい一本を支えると分かったとき、お客様は「お母さん、ありがとう」とつぶやかれました。

遺された品には、まだ役割が残っています。お渡しの日には、お姉様もご一緒にご来店くださいました。次に何をかたちにするかは、これからゆっくり考えてまいります。

お客さまの声

お客様からのお声お待ちしております(^▽^)o

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