QUEENS JEWELRY クィーンズジュエリー

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オーダー&リフォーム

【13373話】いつか譲り受けたいと思っていた、母のオパールリング

いつか譲り受けたいと思っていた、母のオパールリング

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アイテム リング
石のカット カボション
石の大きさ 4.61mm×6.20mm(0.37ct)
制作方法 パターンオーダー
金属の種類 イエローゴールド、お持ちの金属

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いつか譲り受けたいと思っていた、母のオパールリング

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ジュエリー制作物語

【ご相談のきっかけ(想いの背景)】

きっかけは、お母様のリングのリフォームでした。その打ち合わせの席で、お客様がもう一点、ご自身のためにと差し出されたのが、このオパールのリングです。

もとはお母様がお持ちだったもの。お客様は以前からその存在をご存じで、「いつか譲り受けたい」と思い続けていらっしゃいました。お手元のジュエリーを見直すこの機会に、そのお気持ちをお母様に伝えられたそうです。

ただ、オパールには小さな欠けがありました。長く使われてきた証でもありますが、このまま留め直すには気になる状態です。きちんと直してから受け継ぎたい。お客様のご希望は、はじめからはっきりしていました。


【デザインのご提案とこだわり】

加工前に石の種類と性質を確かめる事前鑑別を行い、天然オパールと確認。硬度が低く衝撃に弱い宝石です。欠けを整えるには削り直すリカットが必要で、石は少し小さくなります。実際の変化は、短径が5.02mm→4.61mm、長径が7.08mm→6.20mm。できるだけ大きく残すことを前提に、削る幅を職人へ指示しました。

留め方には伏せ込み(石の縁を地金で包み込むように留める技法)を選びました。爪で押さえるより側面が守られ、引っかかりにくくもなります。さらに地金の縁が輪郭を縁取るため、中央のオパールは実寸よりも大きく見えます。小さくなった分を、デザインで補うねらいです。

両脇には、お母様のサファイアリングから外したダイヤモンドを彫り留め(地金を彫り起こして石を抱える技法)で並べました。地金は、お預かりした金貨のペンダントから。枠のK18とコインのK22を溶かし合わせ、調合してK18イエローゴールドに。


【完成したジュエリーとその魅力】

仕上がったのは、K18イエローゴールドの甲丸(表面がゆるやかな丸みを持つ形)リングです。中央のオパールは、光の角度が変わるたびに緑や橙の色をゆるやかに移ろわせます。

削り直した輪郭は、伏せ込みの縁にすっきりと収まりました。石と地金がなだらかにつながり、指を握っても引っかかりません。両脇に流れるダイヤモンドが、オパールの淡い色をやわらかく受け止めます。

内側は内甲丸(指に触れる面を丸めた仕上げ)とし、表面は鏡のように磨いています。同じ日に、お母様のリングも一緒に仕上がりました。母娘それぞれの指先に、同じ石から分かれたダイヤモンドが並んでいます。


【ジュエリープランナーより】

欠けてしまった石を前にすると、もう使えないのではと考えてしまう方は少なくありません。けれど、削り直して整えられる石もあります。

「削ると小さくなる」と身構えられる方は多いのですが、削り幅は最小限に抑えられます。そのうえで、留め方や枠の設計によって見え方は変えられる。小さくなった分は、デザインで補える。今回は、その一例になりました。

いつか譲り受けたいと思い続けた指輪が、今日から日常の中にあります。その時間が長く続くよう、お手入れのご相談はいつでもお受けします。

お客さまの声

お客様からのお声お待ちしております(^▽^)o

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