

| アイテム | リング |
|---|---|
| 石のカット | ペアシェイプ |
| 石の大きさ | 11.5mm×8.8mm(4.15ct) |
| 制作方法 | パターンオーダー |
| 金属の種類 | プラチナ |





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ジュエリー制作物語
【ご相談のきっかけ(想いの背景)】
お母様の宝石類の整理について、ご相談にいらしたお客様。お話をうかがうなかで、ご自身がお母様から譲り受けた、水色の宝石の14Kリングのことを改めて思い出されました。
今はもう会えないお父様と、お母様がアメリカを旅した折に求められたという指輪。お客様の手に渡ってからも大切にしまわれたまま、長らく身に着ける機会がなかったそうです。
新しいものを買うのではなく、母から受け継いだ宝石で自分が身に着けられるジュエリーを作りたい。それも、指輪の素材をできるだけ多く使うかたちで。そのお気持ちから、普段づかいできるシンプルなリングとして、左手の薬指に迎えるリフォームをお決めになりました。
【デザインのご提案とこだわり】
お預かりに先立ち、無料の事前鑑別を行いました。安心してお預けいただくための、最初の大切なステップです。その結果、水色の宝石は天然ブルートパーズ、小さな脇石も天然ダイヤモンドと確認できました。
デザインは、表面が平らですっきりとシャープな「平打」。地金には清らかな白さのプラチナ(Pt900)を選び、艶やかな鏡面仕上げに。雫のかたちのペアシェイプカットのセンターストーン(中央にすえる主役の石)は、石座を低く設計して引っかかりを抑えました。
センターストーンのみを残す方法もあるなかで、ご希望に沿って、元のリングを彩っていた6石のメレダイヤ(小さなダイヤモンド)もすべて腕に三石ずつ留め直しました。内側は角を丸くなめらかに削る内甲丸仕上げ。毎日の暮らしに寄り添う着け心地にこだわりました。
なお、14Kの地金は新しいリングに生かすことが難しいため、お下取りとして制作費用の一部にあてていただきました。
【完成したジュエリーとその魅力】
完成したのは、透きとおるようなブルートパーズがプラチナの鏡面に美しく映える一本。まっすぐに伸びる平打の腕にはメレダイヤが一列に並び、指もとに控えめなきらめきを添えます。低めにすえたセンターストーンのシルエットは軽やかで、夏にぴったりの涼しげな輝きを日々の装いへ気軽に連れ出していただけます。
お受け取り後、リングはさっそくお母様のもとへ。「私がつけるね、ありがとうね」と伝えると、お母様は笑って頷いてくださったといいます。指輪は自分の目に届く場所にあるから、ふとした瞬間に思い出もいっしょに見返せる。そう話してくださったお客様。この夏は、生まれ変わったリングとともに、いろいろな場所へお出かけになるそうです。
【ジュエリープランナーより】
ご両親の旅の思い出が宿る宝石が、かたちを変えて、お客様とともに新しい季節を歩みはじめました。ジュエリーは、身に着けていただいてこそ、記憶と想いを伝え続けるお守りのような存在になると私たちは考えています。想いを受け継ぐお手伝いができましたことを、心からうれしく思います。お手入れやメンテナンスのことなど、これからもどうぞお気軽にご相談ください。
先日はありがとうございました。
母が昔亡父と行った旅先で購入した指輪。
サイズが合わず長い間しまっていたのですが、とっても素敵にリフォームしていただきました。
早速母に見せて、「私がつけるね、ありがとうね」と伝えると笑って頷いてくれました。
夏にぴったりの涼しげなこの指輪をつけて、この夏いろんな所に出かけようと思います。
ありがとうございました!
お客様K・Tさま