

| アイテム | リング |
|---|---|
| 石のカット | ラウンド |
| 石の大きさ | 0.212ct |
| 制作方法 | デザインセレクト |
| 金属の種類 | プラチナ |





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ジュエリー制作物語
【ご相談のきっかけ(想いの背景)】
お母様から受け継がれた、5石のダイヤモンドが横一列に並ぶ一文字リング。今はもう会えないお母様の面影を宿す、大切な形見のジュエリーです。これまでに数石はペンダントやピアスとして新たなかたちを得ており、手元に残るダイヤモンドは2石となっていました。
今回はそのうちの1石を、お客様ご自身の指輪に仕立てたいとのご相談。一粒ダイヤの婚約指輪はすでにお持ちのため、このダイヤモンドは普段から気軽に身に着けられる一本に、というご希望でした。特別な日にしまっておくのではなく、日々の暮らしの中でお母様を感じられるように。そんな想いを受け止めながら、実際にダイヤモンドをセッティングできるデザインを一つひとつご覧いただき、お気に召した一本を見つけていただきました。
【デザインのご提案とこだわり】
お預かりしたダイヤモンドは0.212ct、直径3.8mm。まず無料の事前鑑別で天然ダイヤモンドであることを確認しました。安心してお預けいただくための、最初の大切なステップです。
デザインは、センターストーン(中央のメインの石)の周りを小さなメレダイヤが花のように取り囲む、ヘイローデザインのリングをお選びいただきました。取り囲むダイヤの輝きが重なり合い、センターストーンがひとまわり大きく、華やかに見えるのが特長です。アームにもメレダイヤをあしらい、素材はプラチナ900。毎日の装いに自然と溶け込む、上品な仕立てです。
このデザインには、留め方にも特徴があります。センターストーンを4本の爪で支える一般的な留め方とは異なり、多数の爪で留めるため、爪一つひとつは小さく、高さを抑えた丸いフォルムに。小さな爪でも数多くで支えることで耐久性はしっかりと担保され、センターストーンと脇石が一体となった、なめらかな表情のヘイローデザインに仕上がります。
【完成したジュエリーとその魅力】
完成したリングをお渡しすると、お客様はとても喜ばれ、そのまま指に着けてお帰りになりました。ルース(枠に留まっていない裸石の状態)で見ていた頃と比べ、大きく、りっぱに見えると、仕上がりにもご満足いただけたご様子でした。周囲のメレダイヤが光を集め、0.212ctのダイヤモンドの存在感を引き立てています。
近々、古稀を祝う高校の同窓会が開かれるそうで、当日はこのリングを着けて出席されるとのこと。お母様の形見を身に着けられること、手元でいつでも眺められることがとても嬉しい、というお言葉をいただきました。
【ジュエリープランナーより】
古稀という人生の節目に、お母様の形見とともに旧友との再会へ。そのお姿を思い浮かべるだけで、私どもも嬉しくなります。残るもうひと粒のダイヤモンドは、娘様の指輪として現在制作を進めています。お母様の一文字リングから始まった想いが、お客様ご自身の手元へ、そして娘様へと受け継がれていく。ジュエリーだからこそできる継承のかたちだと感じています。大切な想いを次の世代へつなぐお手伝いを、これからも誠実に重ねてまいります。