

| アイテム | リング |
|---|---|
| 石のカット | ラウンド |
| 石の大きさ | 合計0.15ct(直径1.3mm×15石) |
| 制作方法 | パターンオーダー |
| 金属の種類 | プラチナ |





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ジュエリー制作物語
【ご相談のきっかけ(想いの背景)】
結婚40周年という大きな節目を前に、新しい結婚指輪のご相談にご夫婦でご来店いただきました。長年寄り添ってきた奥様の結婚指輪は、指から外すことができなくなっており、かねてよりエタニティリングへの憧れもお持ちでした。ご主人の指輪もサイズが合わなくなっていたことから、この機会におふたり揃って新しく作り直すことをご決断されました。
外せなくなった奥様の指輪は、店頭で丁寧に切断いたしました。切断した指輪はご主人の結婚指輪に通してから接合し、ふたつの指輪が繋がったかたちのまま、記念として大切に保管されることに。40年の歳月を刻んだ指輪もまた、新しい物語の一部となりました。
【デザインのご提案とこだわり】
奥様のご希望は、エタニティリングにしたい、けれど派手にはしすぎたくないというもの。そこで幅2.5mmのリングに対し、ひと回り小さい直径1.3mmのメレダイヤ(小粒のダイヤモンド)を15石、彫り留め(地金に直接彫り込んで石を留める技法)でセッティングする設計をご提案しました。ダイヤの両側にプラチナの縁がしっかりと残るため、毎日身に着ける結婚指輪だからこそ、強度についても十分に話し合ったうえで仕様を決めていきました。
ご主人は、ダイヤの入らない幅3.0mmのすっきりとしたデザインをご希望。そのままではやや寂しい印象になるため、縁にミル打ち(小さな粒を連ねる伝統的な装飾技法)を施すことをご案内したところ、大変気に入っていただき、奥様のリングにも採用されました。おふたりの指輪を繋ぐ共通の意匠となっています。
【完成したジュエリーとその魅力】
完成したのは、プラチナ900の平打(表面を平らに仕上げたリング形状)に、鏡面仕上げを施したペアの結婚指輪です。奥様のリングは15石のメレダイヤ(計0.15ct)が指元で静かに連なり、ミル打ちの粒がその輝きをやさしく縁取ります。ご主人のリングは、磨き上げた鏡面にミル打ちの縁が映える、端正で飽きのこない佇まいに仕上がりました。内側はどちらも内甲丸(角を丸め、指あたりをなめらかにする仕上げ)とし、日々の着け心地にも配慮しています。並べればひとつの対として響き合う、40年目のおふたりにふさわしい仕上がりです。
【ジュエリープランナーより】
40年という歳月を重ねられたおふたりが、これからの日々のために揃って指輪を選ばれるお姿が、とても印象に残っています。切断した指輪も、新しく生まれた指輪も、どちらもおふたりの歩みの証です。この先の毎日にそっと寄り添う存在となりますように。サイズのお直しやお手入れも承りますので、どうぞ末永くお付き合いください。