

| アイテム | リング |
|---|---|
| 石のカット | ラウンド |
| 石の大きさ | 合計0.14ct(直径1.3mm×15石) |
| 制作方法 | パターンオーダー |
| 金属の種類 | イエローゴールド、お持ちの金属 |




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ジュエリー制作物語
【ご相談のきっかけ(想いの背景)】
お客様がお持ちくださったのは、長年大切に保管されてきたお母様の形見の結婚指輪でした。K18イエローゴールドのシンプルな甲丸リングで、表面に残る細かな擦り傷は、お母様と共に過ごした歳月の証のようでもありました。
形見としてしまっておくのではなく、毎日身に着けられるかたちで受け継ぎたい。そのお気持ちを受けて、リングの地金を溶かして素材として活かす、ダイヤモンドのハーフエタニティリングへのリフォームをご提案しました。
【デザインのご提案とこだわり】
デザインの軸としたのは、他のリングとの重ね着けを楽しめる細身のフォルムです。幅は2.0mmに設定し、形状は側面をすっきりと立ち上げた平打(断面が平らな板状のかたち)を選びました。直線的なラインは、重ね着けした際にも隣り合うリングと美しく調和します。
ダイヤモンドは直径1.3mmのメレダイヤを15石、彫り留め(地金に直接彫りを施して石を留める技法)でリングの半周に敷き詰めました。爪の引っかかりが少なく、普段使いに適した留め方です。
そして内側は内甲丸(角を丸く磨き上げ、指あたりをやさしくする仕上げ)に。お母様が毎日着けていらした指輪がそうであったように、毎日着けても心地よいことを何より大切にしました。
【完成したジュエリーとその魅力】
完成したのは、K18イエローゴールドの穏やかな輝きの上に、15石のダイヤモンド(計0.14ct)が一列に光をともすハーフエタニティリングです。全体は鏡面で磨き上げ、平打ならではのシャープな面が光を受けるたび、指もとに凛としたきらめきが走ります。幅2.0mmと細身ながら厚みはしっかりと確保しており、華奢な印象の中にも日常使いに耐える確かな強さを備えています。
石のない半周を手のひら側に回せば、家事などの場面でも気兼ねなくお使いいただけます。単体ではさりげなく、重ね着けでは主役のリングを引き立てる存在に。お母様の結婚指輪だった地金が、姿を変えて再びお客様の毎日に寄り添います。
【ジュエリープランナーより】
形見のジュエリーは、しまい込んでしまうと想い出まで遠ざかってしまうことがあります。今回のように地金を溶かして作り直すことで、お母様と過ごされた日々の記憶を、暮らしの中でいつも身近に感じていただけましたら嬉しく思います。
リフォームには、石を活かす方法や地金を活かす方法など、さまざまな道があります。大切なジュエリーの受け継ぎ方に迷われたときは、どうぞお気軽にご相談ください。