

| アイテム | ペンダント |
|---|---|
| 石のカット | ラウンド |
| 石の大きさ | 1.200ct |
| 制作方法 | デザインセレクト |
| 金属の種類 | プラチナ |





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ジュエリー制作物語
【ご相談のきっかけ(想いの背景)】
ドイツ・フランクフルトにお住まいのお客様から、一通のメールが届いたのは、日本へのご帰国が迫る冬のことでした。ご主人がアメリカで選び、ドイツで仕立てられた1カラットのダイヤモンドの婚約指輪。お二人の門出を祝った大切な一品でしたが、日常で身につける機会に恵まれず、長らく箪笥の中で静かに眠り続けていたといいます。
毎年、ドイツの空が重く沈む季節に大阪のホテルへ滞在されるお客様。今回の帰国を機に、「箪笥の肥やしのままにしておくのは、やはりもったいない」というお気持ちが、これまでになく強く湧き上がってきたとのことでした。
リングの内側には石目の打刻がなかったため、ドイツのご主人に鑑定書を撮影してお送りいただくことに。ご家族の連携によって石の素性を確かめる-丁寧な手順で、安心してお預かりする態勢を整えました。
【デザインのご提案とこだわり】
ご来店時にまず大切にしたのは、「写真で素敵だと感じたデザインが、ご自身の身につけたときにしっくりくるとは限らない」というお客様のお考えでした。実際に試着してから決めたい-その慎重なお気持ちを、私たちも大切にしながらご提案を進めてまいりました。
音楽をこよなく愛されることから、音符のフォルムを思わせる柔らかな曲線のデザインに、自然と心が惹かれていかれたご様子。3種類の候補を着け比べていただきながら、鏡の前でゆっくりと吟味する時間を重ねます。
脇石をあしらった華やかなデザインも候補に挙がりましたが、「ご自身には少し大ぶりに感じる」という素直な感覚を大切にされ、センターストーンの存在感を最大限に引き立てる、丸みのある一石使いのデザインへ。地金はプラチナ900を選定し、首元で光を集めるしなやかなフォルムへと仕立ててまいります。
【完成したジュエリーとその魅力】
完成したペンダントは、1カラットのダイヤモンドの輝きを優しく抱きしめるような、流麗なラインが印象的な仕上がりとなりました。音符を思わせる丸みのあるフォルムがダイヤモンドの周囲をすっと包み込み、首元で穏やかに煌めきます。
プラチナ900のしっかりとした強度を備えながら、シルエットは驚くほど軽やか。45cmのアズキチェーンは、ホテル滞在中のコンサート鑑賞から、ご友人とのカジュアルなお茶の時間まで、シーンを選ばずに自然に馴染みます。
これまで箪笥の奥で出番を待っていた一石が、毎日身につけられる装いの一部として日常へ還ってきた-その変化こそ、リフォームの最も大きな価値ではないかと感じております。
【ジュエリープランナーより】
海外でお求めになり、海外で仕立てられた婚約指輪を、日本でリフォームするという選択。物理的な距離と限られた滞在期間という制約のなかで、ご来店から完成までの工程を慎重に進めてまいりました。
私たちが何より重んじているのは、「無理にリフォームをお勧めしない」という姿勢です。そのままの形で輝き続けるならそれも一つの正解。けれど今回のように、長く眠っていた一石を再び日常へ呼び戻したいというお気持ちがあるならば、そのお気持ちに寄り添う最善の形をご一緒に探させていただきます。
お客様のこれからの日々に、このペンダントがそっと寄り添い、音楽を楽しむ時間や、ご家族と過ごすひとときを、より豊かに彩ってくれますように。