

| アイテム | リング |
|---|---|
| 石のカット | ラウンド |
| 石の大きさ | 0.57ct |
| 制作方法 | デザインセレクト |
| 金属の種類 | プラチナ |





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ジュエリー制作物語
【ご相談のきっかけ(想いの背景)】
結婚9年目を迎えた頃、お客様はふと気づいてしまわれたといいます。大切に選んだ婚約指輪が、いつの間にか宝石箱の中で眠ったままになっていることに。友人や親戚の結婚式といった、あらたまった場面でしか手にすることがなくなり、「普段は着けられない指輪」になってしまっていたのです。
「結婚10年目という節目に、リフォームしよう」-その想いを長年温めながら、もう一つのご希望も育てていらっしゃいました。50代、60代になっても自然に手に馴染む、年齢を重ねるほどに似合うジュエリーへと育てたい、と。そのご決断を胸に、ご来店くださいました。
【デザインのご提案とこだわり】
お持ちいただいたのは、プラチナ900製のシンプルな4本爪ソリテールリング。中央に鎮座する0.57ctの天然ダイヤモンドは、事前鑑別書によってラウンドブリリアントカット・無色透明と確認された、確かな輝きを持つ一石です。
ご提案したのは、「センターストーンをしっかり引き立てながら、日常に溶け込む」というテーマに沿ったデザインでした。石の留め方は、プラチナの枠が横から石を包み込むハーフベゼル留めを採用。爪がないぶん引っかかりが少なく、普段使いに向いていながら、正面からはダイヤモンドが大きく開放的に輝きます。
アームはなだらかな曲線を描く2連風のラインとし、両脇にメレダイヤを添えることで、指に沿うボリューム感と華やかさを両立いたしました。
【完成したジュエリーとその魅力】
完成したのは、プラチナの流麗な曲線がダイヤモンドを自然に包み込む、知的な存在感を放つリングです。センターストーンはそのままに、デザインだけが鮮やかに生まれ変わりました。
ハーフベゼルに収まったダイヤモンドは、かつての4本爪とは異なる落ち着いた表情を見せながらも、その輝きは少しも損なわれておりません。両脇のメレダイヤが光を重ね、プラチナの鏡面仕上げとともに、手元に品のある華やぎをもたらします。
なお、お預かりの際には事前鑑別を実施いたしました。宝石の種類・状態を科学的に確認したうえで制作に入る-それが、安心してお任せいただくための最初の大切なステップだと考えております。
【ジュエリープランナーより】
「いつかリフォームしたい」というお気持ちを長い時間をかけて温め、10年という節目にご決断されたお客様。そのご想いに誠実にお応えできるよう、何ができるかをともに考え、ひとつの形にしてまいりました。
婚約指輪のリフォームは、大切な記憶を手放すことではございません。石はそのままに、これからの暮らしへと連れ出す、もう一つの選択肢です。「普段使いできる形にしたい」「年齢を重ねても似合うものにしたい」-そんなご希望をお持ちの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。その指輪の次の物語を、ご一緒に探させていただきます。