

| アイテム | リング |
|---|---|
| 石のカット | ラウンド |
| 石の大きさ | 合計0.32ct(直径2.0mm×12石) |
| 制作方法 | パターンオーダー |
| 金属の種類 | プラチナ、お持ちの金属 |





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ジュエリー制作物語
【ご相談のきっかけ(想いの背景)】
お祖母様から受け継がれたエメラルドの指輪。そこには、時代を超えて家族を見守ってきた温かな記憶が宿っていました。しかし、センターストーンのエメラルドには多くのヒビが見受けられ、このまま日常で身に着けるには強度の不安がある状態でした。
「大切な石だけれど、割れてしまうのは悲しい」。そんな葛藤の中でお客様が見出されたのは、エメラルドを支えるように配置されていた「脇石のメレダイヤモンド」を主役に据えるという選択でした。さらに、お母様の婚約指輪のプラチナを溶かして再利用し、二つの大切な想いを一つの形に統合する、特別なリフォームが動き出しました。
【デザインのご提案とこだわり】
お客様のご要望は、お仕事中も常に身に着けていられる「ハーフエタニティリング」への作り替えでした。元のエメラルドリングの枠はシルバー製であったため、お母様の婚約指輪のプラチナ900をリング枠に再利用することをご提案。
そのリング枠に直径2.0mmのメレダイヤモンド12石を彫り留めでセッティング。日常の動作を妨げない構造です。単なる「素材の再利用」ではなく、お母様とお祖母様、それぞれの想いが指先で調和するよう、シンプルながらも品格のあるデザインを形にしていきました。
【完成したジュエリーとその魅力】
完成したのは、瑞々しい輝きを放つダイヤモンドが並ぶ、洗練されたエタニティリングです。一度はお手元で等幅・等厚の仕上がりをご確認いただきましたが、お客様の「より手に馴染む使い心地を」という繊細な感覚に寄り添い、再調整を実施。
指の腹側に向かって幅と厚みをわずかに絞ることで、「着けていることを忘れるような一体感」を実現しました。お仕事中、ふとした瞬間に視界に入るダイヤモンドの輝きは、ご家族との絆を再確認させてくれる、お客様だけの特別なお守りとなりました。
【ジュエリープランナーより】
納品当日、その足でお母様の元へ向かわれたお客様から「母が“可愛い、綺麗”と、とても喜んでくれました」とのご連絡をいただいた時、私たちも胸が熱くなる思いでした。
ジュエリーの状態によっては、すべてを元のまま残すことが難しい場合もあります。しかし、「今、何ができるか」を共に探ることで、新しい喜びが生まれます。微調整を経て、真にお客様の手に馴染んだこのリングが、これからの日々を明るく照らし続けることを願っております。