

| アイテム | リング |
|---|---|
| 石のカット | ラウンド |
| 石の大きさ | 合計0.23ct(12石) |
| 制作方法 | デザインセレクト |
| 金属の種類 | イエローゴールド |





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ジュエリー制作物語
【ご相談のきっかけ(想いの背景)】
お客様は以前、お母様から受け継がれた婚約指輪を当店でリフォームされました。長年大切にされてきた0.31カラットのダイヤモンドを、日常でも纏える一本へと作り直したリングです。
そのリングをお渡しした日、お客様は「いつか、ゴールドのエタニティリングを重ねてみたいんです」と、未来の楽しみを言葉にしてくださいました。
それから数か月。再びご来店くださったお客様は、あの日の言葉を覚えていてくださいました。プラチナのリングに、イエローゴールドのきらめきを重ねる。異なる素材が指の上で響き合う、その光景を想い描きながらのご相談でした。
お母様のダイヤモンドという揺るぎない核に、新しい光をそっと寄り添わせたい。受け継いだものへの敬意と、これからの日々を彩りたいという願いが、自然に重なり合うご依頼でした。
【デザインのご提案とこだわり】
ハーフエタニティリングは、シンプルなようでいて、選択肢の幅が広いジュエリーです。今回は、すでにお持ちのプラチナリングとの重ね着けの調和(アンサンブル)を最優先に考えてご提案いたしました。
ご用意したのは2種類のサンプルです。ひとつは小粒のダイヤモンドを12ピース連ねた控えめなタイプ、もうひとつは少し大きめの石を11ピース配した華やかなタイプ。実際に重ねていただきながら、指の上での見え方を丁寧に確かめていただきました。
お客様が選ばれたのは、控えめな方の一本でした。センターストーンの存在感を引き立てる、静かな支え手として寄り添う設計です。プラチナの凛とした白さと、K18イエローゴールドの温かな黄。異なる二つの金属が指の上で対話するように響き合い、それぞれの良さを互いに引き出します。
サイズは9号、メインリングと違和感なく重なるよう、リング幅と石の高さも細やかに調整しました。
【完成したジュエリーとその魅力】
仕上がったリングを単体でご覧いただくと、12ピースのダイヤモンドが一列に並ぶ、潔く品のある佇まいです。爪の一つひとつまで丁寧に磨き上げ、K18イエローゴールドの柔らかな輝きが、石の透明感をやさしく受け止めます。
そしてプラチナのリングと重ねた瞬間、印象がふっと変わります。受け継いだダイヤモンドが、新しい光に包まれて呼吸を始めるような、そんな表情が生まれます。素材の違いがコントラストではなく調和として働き、二本でひとつの完成形になる。これが、重ね着けを前提に設計したからこそ生まれる景色です。
単体で着けても、重ねて着けても、どちらも様になる。お仕事の日も、休日のひとときも、その日の気分に寄り添ってくれる一本に仕上がりました。
【ジュエリープランナーより】
お母様から受け継がれた一粒のダイヤモンドが、お客様の人生の節目ごとに装いを変え、今また新しい一本と出会いました。
ジュエリーは、一度作ってそれで終わり、ではありません。持ち主の暮らしと共に育っていくものだと、私たちは考えております。今日選ばれた一本が、また数年後、別の喜びと重なる日が来るかもしれません。
そのときも、変わらずお客様の傍らで考え、共に最良の道を探す存在でありたいと願っております。