

| アイテム | ペンダント |
|---|---|
| 石のカット | オーバル |
| 石の大きさ | 9.06mm×7.16mm(2.06ct) |
| 制作方法 | パターンオーダー |
| 金属の種類 | プラチナ、イエローゴールド |





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ジュエリー制作物語
【ご相談のきっかけ(想いの背景)】
以前、当店でお作りいただいたK18イエローゴールドのバングル。中央に橙褐色のアンダルサイトを留めた、お気に入りの一本でした。しかし、お客様からは「気に入っているのに、着ける機会がほとんどない」という、正直なお気持ちをお聞かせいただきました。
夏場は汗をかくため腕元の装いを控えがちになり、最近は腕時計を日常的に着けるようになったことで、さらに出番が減っていったとのこと。一方で、首元のペンダントは毎日のように身に着けておられる。
そしてもう一つ、心に温めておられたお気持ちがありました。「姪っ子に、いつかそのまま受け継いでもらえる形にしておきたい」。今回のリフォームには、ご自身の日常を彩り直すことと、未来へ託す準備という、二つの想いが重ねられていました。
【デザインのご提案とこだわり】
ジュエリープランナーがまず大切にしたのは、アンダルサイトの落ち着いた橙褐色を最も美しく見せる枠の素材選びです。お客様とご相談を重ねた結果、石の色味との相性からセンターストーンを囲む外枠はプラチナ900を選定。
ただし、お客様が長年愛用されてきた立体的な編み構造の24金チェーンとも調和させる必要がありました。そこで、プラチナとイエローゴールドのコンビネーションという構成をご提案。外枠はプラチナ900の1.5mm幅、バチカン部分と爪はK18イエローゴールドという二色使いにより、ゴールドチェーンともプラチナチェーンとも違和感なく合わせられる、汎用性の高い一本に仕上げる方針が定まりました。
バチカンは存在感のある立体的なフォルムを選び、ペンダントトップ全体に縦のリズムを生むよう設計しています。
【完成したジュエリーとその魅力】
仕上がったペンダントトップは、アンダルサイトの深みのある色合いをプラチナの白が静かに引き立て、K18イエローゴールドのバチカンが上品な温度感を添える、二つの貴金属が穏やかに響き合う一本となりました。
横から見たときに現れる、プラチナとゴールドが交差する構造美もこの一本の見どころです。お客様がお持ちのゴールドチェーンに通せば華やぎが増し、プラチナチェーンに通せば凛とした印象に変わる。その日の装いに寄り添う、装着シーンの自由度を持たせたデザインに仕上がりました。
腕元から胸元へ。眠っていた石が、再び日常の真ん中に戻ってきた瞬間です。
【ジュエリープランナーより】
一度かたちになったジュエリーを、もう一度作り直すという選択。そこには「もったいない」という気持ちだけでなく、「この石と、もっと長く付き合いたい」という愛情が宿っていると感じます。
今回のペンダントは、お客様ご自身の日常を彩るとともに、いつかの日、姪御様の胸元へと静かに受け継がれていく一本でもあります。世代を越えて想いを繋ぐお手伝いができたことを、心より光栄に思います。これからも長く、お客様の毎日に寄り添えますように。