

| アイテム | ペンダント |
|---|---|
| 石のカット | カボション |
| 石の大きさ | 14.5mm×10.2mm(4.09ct) |
| 制作方法 | デザインセレクト |
| 金属の種類 | プラチナ |





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ジュエリー制作物語
【ご相談のきっかけ(想いの背景)】
お持ち込みいただいたのは、お母様の翡翠リングでした。
お母様はジュエリーがお好きでたくさんお持ちでしたが、ご高齢になり、着物や宝石類の整理を少しずつ始めていらっしゃるとのこと。
お母様のジュエリーの多くはジュエリー好きのお姉様が受け継がれた一方で、この翡翠の指輪は、お客様ご自身が受け継いだ数少ないお母様のジュエリーでした。
だからこそリフォームするなら、お母様がご健在のうちに、完成した姿を見せてあげたいというお気持ちがありました。
【デザインのご提案とこだわり】
リングは普段ほとんど身に着けないため、日常で使いやすいペンダントへのリフォームをご希望されました。
お母様から「ご高齢になると、ネックレスの留め具の着脱が負担になる」と聞いていたこともあり、頭からかぶれる長さを前提に全長70cmと60cmを試着し、最終的に全長60cmに決定しました。トップは、サンプルの中から翡翠が主役として映えるラインのデザインを選定し、胸元で自然に収まりやすいバランスに整えました。
また、リフォーム前の翡翠は表面に小傷が多く、つやがなかったため、お客様のご希望により表面を再研磨し、翡翠本来のなめらかな光沢が戻るように仕上げました。加えて事前の鑑別では、センターストーンが天然翡翠(ジェダイト)であること、処理の痕跡(樹脂含浸の痕跡)が認められない旨も確認でき、安心して次の形へ進められる状態でした。
【完成したジュエリーとその魅力】
完成したペンダントは、翡翠の存在感をしっかり感じられる一方で、日常の装いにもなじむ落ち着いた印象にまとまりました。
リングのときは指に着ける機会が限られていても、ペンダントなら生活の中で自然に登場回数が増えます。
特に今回は、再研磨によって艶が戻ったことで、光を受けたときの翡翠らしい深みが引き立ち、見え方が大きく変わりました。
留め具の操作を最小限にした60cmチェーンも、毎日の使いやすさにつながっています。
【ジュエリープランナーより】
「自分が受け継いだ品だからこそ、大切に使いたい」──そんなお気持ちから始まるリフォームは少なくありません。
受け継いだ宝石は、長い年月の中で、日々の着用による細かな小傷が入っていることもあります。
ですが、今回のように表面を再研磨して艶を整えることで、印象が大きく変わり、本来の美しさが戻る場合があります。
しまい込んだままのジュエリーも、使いやすい形に整えることで、これからの暮らしの中で自然に活躍していきます。