

| アイテム | リング |
|---|---|
| 石のカット | スクエア |
| 石の大きさ | 合計1.23ct(5石) |
| 制作方法 | デザインセレクト |
| 金属の種類 | プラチナ |





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ジュエリー制作物語
【ご相談のきっかけ(想いの背景)】
お母様から使わなくなったジュエリーを受け継がれたことをきっかけに、「まずは自分の手元で使える形にしたい」とご相談くださいました。お父様が事業の節目にお母様へ贈られた思い出の品でもあり、ただしまっておくのではなく、これからの暮らしの中で自然に使えるジュエリーとして活かしたいというお気持ちがありました。
もともとのリングは、バケットダイヤ5石の一文字リングです。石そのものの美しさはしっかり残っていましたが、全体の印象には少し高さと重さがあり、今の装いに合わせるには、もう少しすっきりとした見え方に整えたいという方向で話が進みました。受け継いだ意味を大切にしながらも、いまのご自身にとって心地よく使える形へ整えていくことが、今回のリフォームの出発点になりました。
【デザインのご提案とこだわり】
今回のご提案では、バケットダイヤ5石の一文字リングのリフォームとして、石の並びの美しさをそのまま活かしながら、全体を現代的に見せる設計を重視しました。元のリングは石座まわりに厚みがあり、側面や下から見たときにやや重たい印象がありましたが、リフォーム後はその印象を整理し、横から見たときにも軽やかに映るバランスへ見直しています。
爪の配置は、石と石のリズムがきれいに見えるように設計しました。5石が一体に見えすぎず、それぞれの輪郭が自然に引き立つよう、爪の位置と間隔に配慮しています。さらに、リング腕はすっきりとしたラインに整え、正面からは石の存在感が際立ちつつ、側面からは過度な厚みを感じにくい仕上がりを目指しました。
【完成したジュエリーとその魅力】
完成後のリングは、受け継いだバケットダイヤの整った輝きを活かしながら、ハーフエタニティらしい軽やかさと品のよさを備えた一本に仕上がりました。バケットダイヤが連なる端正さはそのままに、爪の見え方を見直したことで、クラシックすぎず、今の装いにもなじみやすい表情になっています。
特に印象的なのは、正面の存在感と着けたときの収まりのよさの両立です。石のラインがきれいに見える一方で、リング全体は必要以上に主張しすぎず、日常の中でも使いやすい雰囲気に整いました。受け継いだジュエリーをそのまま残すのではなく、これから身に着けたくなる形へ更新できたことが、このリフォームの大きな価値だったと思います。
【ジュエリープランナーより】
リフォームでは、ただ新しく見せることだけが目的ではありません。元のジュエリーに込められた背景を大切にしながら、いまの暮らしの中で自然に使える形へ整えることで、受け継いだ品はもう一度、手元で息を吹き返します。
今回のように、石そのものは活かしながら、爪の配置や全体のバランスを見直すだけでも、印象は大きく変わります。「古いままでは使いにくいけれど、手放すのは違う」と感じるジュエリーがあれば、無理に大きく変えなくても、今の自分に合う出口を一緒に探していけます。