【13126話】使わないイヤリングと余ったパールで作るブレスレット

ジュエリー制作物語

【ご相談のきっかけ（想いの背景）】
お客様は、以前ご購入されたものの、今は使わなくなっていたパールのネックレスをお持ちでした。長さ調整をされた際に生まれた「余ったパール」と、さらに「使わないイヤリング」も手元に残っており、このまましまったままではもったいないと感じられ、ご相談くださいました。
特別な場のためだけのジュエリーではなく、もっと日常の中で自然に使える形にできないか--そんな想いが今回のリフォームのきっかけでした。

【デザインのご提案とこだわり】
お預かりしたのは、ネックレスから外した余ったパールと、使用する機会が減っていたイヤリングの真珠です。これらを活かし、日常使いしやすいブレスレットとして再構築するご提案を行いました。
すべてを同じ並びにせず、少し間をあけてチェーンでつなぐことで、重たく見えず、軽やかな印象になるデザインを選定。留め具とチェーンにはプラチナを使用し、上品さと実用性の両立に配慮しました。

【完成したジュエリーとその魅力】
完成したブレスレットは、フォーマルな印象が強かったパールとは思えないほど、自然体で身に着けられる仕上がりとなりました。
「使わないイヤリング」と「余ったパール」が、一つのブレスレットとして生まれ変わり、重ね着けも楽しめるカジュアルな表情に。
特別な日だけでなく、日常の装いにもすっとなじむ、今のライフスタイルに寄り添ったジュエリーへと変わっています。

【ジュエリープランナーより】
使われなくなったジュエリーも、少し発想を変えるだけで、今のご自身に合う大切な一本へと生まれ変わります。
無理に新しく購入するのではなく、「手元にあるものをどう活かすか」を一緒に考えることが、私たちの役目です。
これからも、お客様の想いを大切にしながら、最善の形をご提案してまいります。