

| アイテム | リング |
|---|---|
| 石のカット | ラウンド |
| 石の大きさ | 0.31ct |
| 制作方法 | デザインセレクト |
| 金属の種類 | プラチナ |





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ジュエリー制作物語
【ご相談のきっかけ(想いの背景)】
お客様が大切に受け継がれてきたのは、母の婚約指輪でした。25年ほど前に一度リフォームを経験されたものの、「その後はあまり身に着けなくなってしまった」とのこと。時を経てデザインに古さを感じるようになり、「今の自分に似合う形にしたい」「これからは日常でも身に着けられる指輪にしたい」という想いから、再度のリフォームをご検討されました。
特に「仕事の時にも使いたい」というご希望が明確にありました。想い出として大切にしながらも、眠らせることなく、これからの人生に寄り添う一本にしたい--そんなお気持ちが伝わってくるご相談でした。
【デザインのご提案とこだわり】
お預かりしたダイヤモンドは0.31ctのラウンドブリリアントカット。プラチナ900の地金をベースに、センターストーンの存在感を活かしながらも、日常使いしやすいバランスを重視してデザインをご提案しました。
当初は、お客様がお持ちのイメージに近いデザインもいくつか試着いただきましたが、「思っていた印象と実際に指にはめた時の印象が違う」という気付きもありました。そこで、センターダイヤの両サイドにメレダイヤをあしらった、繊細なハーフエタニティタイプをご提案。主張しすぎず、それでいて確かな華やかさがあり、母の婚約指輪の特別感と、現代的な軽やかさを両立したデザインです。
将来はゴールドのエタニティリングとの重ね着けも楽しみたいというご希望も踏まえ、長く寄り添えるデザインとして最終決定となりました。
【完成したジュエリーとその魅力】
完成したリングは、センターのダイヤモンドをしっかりと引き立てながら、アーム部分のメレダイヤが手元をさりげなく上品に彩ります。横から見た際の石座の高さも抑え、日常の動作の中でも引っ掛かりにくい設計としています。
元々のダイヤモンドが持つ輝きはそのままに、フォルムが洗練されたことで、日常の装いにも自然に溶け込む一本へと生まれ変わりました。「特別な指輪」から「日常に寄り添う指輪」へ。まさに、想いと実用性の両立を叶えたリフォームとなりました。
【ジュエリープランナーより】
想い出の詰まったジュエリーほど、「どう活かすか」で悩まれる方は少なくありません。今回のように、母の婚約指輪をこれからのご自身の人生に重ねていく選択は、とても素敵なことだと感じました。
クィーンズジュエリーでは、ただ新しくするのではなく、「今の暮らしに無理なく寄り添える形」を一緒に考えることを大切にしています。これからもこの指輪が、日常の中でふと心を明るくしてくれる存在であり続けることを願っています。