

| アイテム | リング |
|---|---|
| 石のカット | ラウンド |
| 石の大きさ | 合計0.10ct(直径1.5mm×7石)、直径1.3mm×1石 |
| 制作方法 | パターンオーダー |
| 金属の種類 | プラチナ |





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ジュエリー制作物語
【ご相談のきっかけ(想いの背景)】
以前、婚約指輪のリフォームをご依頼いただいたお客様より、「次は結婚指輪をお願いしたくて」と再びご連絡をいただきました。既製品を見る中で、なかなか「これだ」と思える一本に出会えず、「せっかくなら自分たちらしい結婚指輪をオーダーで形にしたい」という想いが、今回のご相談のきっかけでした。明確な完成イメージはまだない中で、「ふたりらしさを大切にした指輪にしたい」という気持ちだけは、しっかりと共有してくださいました。
【デザインのご提案とこだわり】
はじめは完成形が見えにくい状態だったため、既成デザインから選ぶ「デザインセレクト」もご案内しましたが、しっくりくるものが見つからず、最終的に項目ごとに組み立てていくパターンオーダーをご提案しました。
彼女さまはハーフエタニティ、彼さまはストレートをベースに、おふたり共通で「ミル打ち」を取り入れることで、やさしい統一感を持たせました。さらに、彼女さまのリングには表にダイヤモンドを、彼さまのリングには内側にブルーダイヤモンドをセッティング。さりげなく想いを忍ばせた「結婚指輪のオーダー」ならではの自分ならを形にしたデザインが完成しました。
【完成したジュエリーとその魅力】
完成した結婚指輪は、上品なボリューム感と繊細なミル打ちが調和した、飽きのこない佇まいに仕上がりました。彼女さまのハーフエタニティは日常でも自然に身に着けられる華やかさを持ち、彼さまのストレートリングは内側にだけ宿るブルーダイヤモンドが、静かに想いを支えます。内側には記念日とイニシャルも刻まれ、外からは見えない部分にこそ、おふたりの物語が込められた結婚指輪となりました。
【ジュエリープランナーより】
結婚指輪は、毎日身に着けるからこそ、流行や価格だけで選ぶものではないと私たちは考えています。今回のように、はじめは具体的なイメージがなくても、ひとつずつ要素を選びながら「自分たちならではの一本」へと育てていくことができます。無理に決めず、迷いながら進める時間もまた、おふたりの大切な想い出になります。これからの日常に、静かに寄り添い続ける結婚指輪となることを願っています。