【12991話】祖母の想いと娘の言葉で決めたネックレスリフォーム

ジュエリー制作物語

【ご相談のきっかけ（想いの背景）】
今回ご相談いただいたのは、お二人目をご妊娠中のお客様。約10年前に祖母様から「形見分け」として譲り受けたジュエリーを、今こそ整理・活用したいという想いをお持ちでした。
お祖母様は現在97歳。長く手つかずだったジュエリーですが、第二子の出産を控えた産休中に、心に残る「気になっていたこと」に向き合いたいとご来店くださいました。
決め手となったのは、ネットで見かけた当店の評判。Yahoo!知恵袋の口コミをきっかけに「ここなら相談できそう」と感じてくださったそうです。

【デザインのご提案とこだわり】
中でも印象的だったのは、4歳のお嬢様が「きれい」と見入っていた指輪の存在。お嬢様の言葉を受けて、「せっかくなら身につけられる形に」とリフォームを決意されました。
ご提案したのは、色石の美しさが引き立つシンプルなプラチナネックレス。家族との外食や友人との食事会など、日常の中にそっと華を添えるデザインに仕上げました。
そのほかのジュエリーについては、お買取りで費用の一部に充当。お客様のライフスタイルとご予算に寄り添い、トータルでご提案を行いました。

【完成したジュエリーとその魅力】
仕上がったネックレスは、石の持つ色味と透明感が際立つ一品に。思い出の品が、これからの時間を共にするジュエリーとして生まれ変わりました。
お受け取りは、ご出産後のご自宅へ宅配でお届け。忙しい毎日の中でも、少しだけ気持ちが華やぐ――そんな瞬間を彩る、特別なネックレスとなりました。

【ジュエリープランナーより】
「祖母から受け継いだジュエリーを、自分の世代で活かしていきたい」――その想いに、私たちも強く共感しました。
お嬢様の何気ない一言が、新しい一歩の背中を押す。そんな心温まるストーリーに、ジュエリーが静かに寄り添ってくれました。
ご出産という大きな節目の時期に、お手伝いできたことを心より嬉しく思います。どうぞご家族皆さまで、健やかな時間をお過ごしください。