アイテム | リング |
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石のカット | ラウンド |
石の大きさ | 合計0.37ct(直径2.0mm×13石) |
制作方法 | パターンオーダー |
金属の種類 | イエローゴールド |
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ジュエリー制作物語
【ご相談のきっかけ(想いの背景)】
かつて当店で結婚指輪をオーダーくださったご夫婦が、今回は奥様のリフォーム相談で再び足を運んでくださいました。ご相談内容は、お母様の形見であるペンダントとピアスからダイヤモンドを取り出し、日常使いできるハーフエタニティリングに仕立て直したいというものでした。
打ち合わせを進める中で、奥様のデザインがかたちになっていく様子をご覧になったご主人が、「僕も欲しくなってきたな」とぽつり。その言葉から、ご主人の新しいリング作りが始まりました。
【デザインのご提案とこだわり】
奥様のリングには、受け継がれたダイヤが自然に馴染むよう、ゴールド素材をベースに、マス留めを連ねたクラシカルなハーフエタニティをご提案しました。ゴールドの温かみとダイヤの輝きが響き合う、品のある仕上がりに。
一方、ご主人は「今では結婚指輪が小指にしか入らない」とのことで、それに重ねて着けられるピンキーリングをご希望。新たにご主人専用のデザインとして、厚みをしっかり持たせたメンズ仕様のリングを制作。素材は奥様と同じゴールドで、ダイヤを一面に敷き詰めることで、華やかさと力強さを併せ持つ仕上がりになりました。
【完成したジュエリーとその魅力】
奥様のリングは、思い出のダイヤがさりげなく光り、日常に寄り添うような優しい存在感を放ちます。ご主人のリングは、ボリュームのあるフォルムと一面に連なるダイヤが印象的で、メンズジュエリーらしい存在感と遊び心が同居したデザインに。ふたつのリングはそれぞれ独立した想いから生まれたものですが、素材と石留めの共通性によって、自然な“つながり”を感じさせるペア感が漂います。
【ジュエリープランナーより】
今回のように、奥様の想いから始まり、ご主人の「自分も」という素直な気持ちから新たなリングが生まれることは、私たちにとっても嬉しい出来事でした。
何か特別な記念日でなくとも、“今このとき”を形にしたジュエリーは、時間を経るごとに意味を深めていきます。
それぞれの想いが宿ったリングが、これからの人生にそっと寄り添い、ふたりの時間を彩っていくことを願っています。