【12699話】結婚指輪の断捨離と共にゴールドリングに「託す・つなぐ」思い出

ジュエリー制作物語

《 背景・ご要望 》
お客様は中指用のゴールドリングをお探しでした。多くの店舗や有名ブランドを訪れましたが、なかなか理想のデザインに出会えなかったとのことです。またジュエリーの断捨離をされましたが、15年前に他界されたご主人との結婚指輪が唯一残っており、処分方法についても悩んでおられました。

《 打ち合わせのポイント 》
当店のホームページに掲載されているデザインを気に入られ、現物サンプルを試着されました。その後、他のデザインも試され、最終的にお気に入りのデザインを見つけられました。結婚指輪のPT1000素材は再利用が難しいため、下取りに出し、新しいリングの費用に充てることになりました。しかし、結婚指輪の内側に埋め込まれていた小粒のサファイアは再利用可能であるため、新しいリングの内側に組み込むことをご提案しました。この提案により、お客様は大切な思い出を新しい形で残すことができ、結婚指輪の断捨離もスムーズに進めることができました。

《 お客様担当からひとこと 》
今回のご依頼を通じて、お客様の大切な思い出を新しい形でお届けできたことを大変嬉しく思います。結婚指輪のサファイアを新しいリングに組み込むことで、お客様の心に寄り添ったジュエリーを作成することができました。これからも、お客様の特別な物語を大切にしたジュエリー作りを続けてまいります。