【11396話】娘の結婚を機に婚約指輪のリフォームを楽しむ

ジュエリー制作物語

《 背景・ご要望 》
「こんにちは。３０年前の縦爪ダイヤモンド指輪のリフォームお願いしたいと思っています！普段使いのできる、娘にも譲れる、シンプルリングが良いなと思っています！よろしくお願いします。」とご来店予約をいただきました。
ご依頼品はご自身の婚約指輪でした。
娘様が結婚されることになり、自分にも婚約指輪があったことを思い出し、リフォームしてみようと思い立ったようです。
ご主人に「婚約指輪をリフォームしたいんだけど・・・」と恐る恐る話すと、「そんなのあったっけ、いいと思うよ？」と拍子抜けの返事があり、「男の人はあんまり覚えていない様子で」とおっしゃっておりました。

《 打ち合わせのポイント 》
リフォーム後のデザインは、お店で一緒に考えていきました。
指輪は普段から着けて楽しむ方で、リフォーム後もカジュアルに楽しみたいとお考えでした。
ご来店時も、複数の指輪をバランス良く着けておられました。
サンプルからデザイン選びをしたわけですが、シンプルなデザイン希望で、爪が花びらのように見え、Ｓ字ラインのこのデザインを気に入られ、ご試着のうえ、これが良いとご決定されました。

《 お客様担当からひとこと 》
結婚される娘様は２６歳で、新婚の２人を見ているととても楽しそうで、自分まで楽しくなるとおっしゃっておられました。
今回普段は梅田までしか行かれませんが、メトロに乗って心斎橋まで行くことにドキドキしたようです。
娘様の結婚を機に、お母様も変わることを楽しんでおられるように見えました。
お作りした指輪にたくさんの出番が訪れますよう、心から願っております。